JavaのString.formatメソッドの書き方【初心者向け】

この記事では、JavaのString.formatメソッドの書き方について解説します。

実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。

 

そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。

 

formatメソッドとは

「String.format( )」メソッドは、「書式指定子」を使って値を任意の形式に編集するメソッドです。

よくある使い方としては、「数字をn桁で0埋めする」「任意の文字列を右寄せ/左寄せにする」「日付を整形する」などがあります。

 

Stringクラスのformatメソッドの使い方

メソッドシグネチャと引数の説明は次のとおりです。

String.format(書式文字列, 値);

• 第1引数：値をどのような書式(形式)で出力するかを指定します。例えば5桁で0埋めしたい場合は次の書式文字列を指定します。
  • %05d
    • %・・・書式文字列であることを表す指示子
    • 0・・・埋める文字。この場合ゼロ
    • 5・・・桁数。この場合5桁
    • d・・・出力する値の型。この場合整数(decimal)
• 第2引数：出力する値を指定します。

書式文字列についてもっと詳しく知りたい場合は、OracleのAPIドキュメントを読んでみてください。

書式文字列の構文

 

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実際に書いてみよう

いくつかの書式を指定して値を出力してみます。

どのような結果になるか、実際にプログラムを動かして確認してみましょう。

class Formatter {
    public static void main(String[] args) {
        // 数字を出力(10進数)
        Sytsem.out.println(String.format("%d", 123));
        // 数字を出力 (8進数)
        System.out.println(String.format("%o", 123));
        // 数字を出力 (16進数)
        System.out.println(String.format("%x", 123));
        // 0埋め
        System.out.println(String.format("%05d", 123));
        // 文字列
        System.out.println(String.format("%sは、%sです", "これ", "テスト"));
        // 文字列 (引数の番号を指定)
        System.out.println(String.format("%3$s, %2$s, %1$s", "a", "b", "c"));
        // 日付 (yyyy-MM-dd)
        System.out.println(String.format("%tF", new java.util.Date()));
    }
}

補足

「String.format( )」の仲間として、「PrintStream.printf()」というメソッドがあります。

これを使って、さきほどのコード

System.out.println(String.format("%d", 123));

は、次のように書くこともできます。(「System.out」はPrintStream型のフィールドです)

System.out.printf("%d%n", 123);

 

監修してくれたメンター

青柳哲夫 独立系SIerやベンチャーを経て、現在はフリーランスエンジニアとして活動しています。 PHPやJava・Rubyでの業務系Webアプリケーション開発が得意です。 TechAcademyではJavaコース・ブロックチェーンコースを担当しています。

 

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