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【ゼロから学ぶ!】高校生が地元の魅力発信、3か月間でプログラミングを学んで観光サイトをオープン

静岡県立掛川西高等学校のパソコン部が地元の魅力を発信する「掛川観光ナビ」というWebサイトをオープンしました。3ヶ月間WordPressを使ってサイト制作に取り組んでいます。どういう思いでサイト制作に臨んだのかぜひご覧ください。

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静岡県掛川市の県立掛川西高等学校パソコン部は地域活性化を目標に掲げ、掛川城のプロジェクションマッピングなど学校の枠に留まらない活動を続けています。

今回、そんな掛川西高校の新しい挑戦である地域の魅力を発信するプロジェクトにTechAcademyがサポーターとして参加しました。

 

地元愛溢れる高校生の思い

新学習指導要領が全面実施される2020年を控え、ICT環境を活かした学校教育のあり方がさまざまに模索されています。そんな中、先進的なICT活用の実践校として知られているのが静岡県立掛川西高等学校。その一例が掛川市のシンボル・掛川城を使ったプロジェクションマッピングプロジェクトです。

同校の有志が学校に導入されたipadやパソコンを使用して映像を作成しただけでなく、企画・制作・運営のすべてを実施。高校生の自主的な学びの姿勢と、それを活かす教育体制の構築、地域との連携など、新しい教育の実践事例として雑誌やメディアでも取り上げられ話題となりました。

その中心的な役割を担った同校のパソコン部が新しく「掛川活性化」を目標に始めたのが地域魅力発信Webサイト開発プロジェクトです。

学生目線の観光情報を世界に知ってもらい、部内で伝統として残していけるものをという思いから1つのWebサイトを開発するプロジェクトを行いました。この取組みにTechAcademyも協力し、完成までの3ヶ月一緒にプロジェクトを進めて行きました。

 

地域の魅力や地域のニーズを知る

TechAcademyと掛川西高校との最初のつながりは、同校のICT推進委員長でありパソコン部副顧問でもある吉川牧人教諭から、共通の知人を通じてお話をし始めたのがが始まりです。

最初は、テクノロジー教育×地域×高校で何かできないですかね?という漠然とした話から始まったプロジェクトでしたが、吉川教諭とどんなプロジェクトにするべきか?どう進めるのが良いのか?を議論しました。

結果的には、生徒たちがどのようなことに取り組みたいのか?という部分が重要であり、尊重するために、プロジェクトの発足から生徒達ともコミュニケーションを進めて行きました。そして、プロジェクトは3日間のキックオフから始まりました。

1日目は掛川の観光に関する情報収集と分析を行うワークショップ。サイト制作の目的意識を明確にするためのものです。生徒たちは街に繰り出し、掛川市役所のシティプロモーション課と観光交流課、第三セクターのかけがわ街づくり株式会社などにヒアリングを行い、掛川を俯瞰で考えるための足がかりを得ました。

生徒からは「生まれたときから住んでいる場所だけれど、ここまで掛川のことをしっかりと考える機会がなかった」という声が寄せられました。新鮮な体験となったようです。学校に戻った後は、情報の共有と分析を実施。各自が気づいた掛川の魅力や解決したい問題点を明らかにし、サイトを制作することで発信すべきことを明確にしていきます。

ヒアリングを通じて、生徒たちの一番の気づきとなったのが、高校生が観光情報を発信する価値があるということでした。行政や第三セクターは、あらゆる面で公平性が足かせとなって活動が制限されます。しかし、高校生には制約がなく、自分たちの志向で街の情報を編集して、自由な情報発信を行えるからです。

 

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WordPress利用した簡単かつ高品質なサイト制作

目的を明確にしたところで2、3日目はTechAcademyでメンターとして活躍する現役エンジニアが、サイト制作のスキルを伝授。使用したのは無料で活用できるWordPressです。

簡単に作成できることから初心者でも始めやすく、拡張性の高さから上級者になっても活用できるため、これから成長していく生徒たちにとってはうってつけのツールです。

生徒たちはトレーニングとして、それぞれWordPress公式ホームページからソフトウェアをダウンロードし、入手したファイルを予め用意しておいたWebサーバーにアップロード、ブラウザでインストールスクリプトを実行し、ダッシュボードを利用して、早速練習サイトの制作を始めました。

WordPressには世界中の有志が開発したプラグインが公開されており、誰でも自由に使うことができます。

サイト内のカテゴリーごとの記事をリスト表示したり、アップロードした画像の要領を最適化したりといったお役立ち機能から、問合せフォームを自動で生成するといったページフォーマットまで、探せば自分が作りたいと思っていたものが見つかりそうなほど種類も豊富。

Webサイトの見た目を左右するテーマもたくさんあり、気に入ったものを使用するだけでも、独自のサイトが作れてしまいます。

プラグインとテーマを活用することで、各自が思い思いのサイトを完成させました。その所要時間はわずか2時間ほど。「自分が作ったとは思えない」と、生徒たちは簡単に高品質なサイト制作ができることに驚いていました。その後、HTMLやCSSなども活用してプログラミングの基礎の学習もスタートです。

そして、3日間のワークショップが終わった後は、TechAcademyのメンターが専属につき、毎週のオンラインミーティングを生徒たちと実施。メッセージだけでなくファイルの共有も可能なビジネスSNS「Slack」を使用し、進捗状況などの情報共有を行うだけでなく、企業向けのビデオ通話アプリ「zoom」を利用してリアルアイムでのオンラインミーティングを行うなど、プロも活用するツールを使いこなし、プロジェクトを進行させていきました。

そうして3ヶ月というわずかな製作期間にも関わらず、地域魅力発信Webサイト「掛川観光ナビ」は無事完成。

サイトで活用している画像は掛川市がオープンデータとして提供している写真を活用し、現在地から目的地までの経路検索など、スマートフォンやタブレットでの表示にも最適化なレスポンシブ対応を行ったり、若い旅行者が扱いやすいデザインにするなど、高校生ならではの感覚を活かしていることもサイトの特長です。

また、施設や店舗紹介などは生徒自らがインタビューを行いまとめました。

 

今回のプロジェクトでは、コンテンツの企画からサイト設計、実装までのすべてをパソコン部の3年生を中心とした部員22名だけで行いました。

パソコン部では、このサイトの運営を後輩に引継ぎ、紹介する店舗や施設情報を増やしていくほか、他言語対応などに挑戦する予定とのことです。

6月に行われた完成発表会では、市役所や地元企業、地元メディアも訪れ、高校生主導の地域貢献活動を興味深く見ていただき、様々なご意見もいただくことができました。

そこで高校生達が話していた言葉でとても印象的だったのが、「プログラミングやテクノジーが1つの手段であり、この手段を使って課題を解決するのがすごく楽しい。」というコメントです。これからの世の中では、テクノロジーがより当たり前になっていく中で、テクノロジーを活用してなにかの課題を解決したり、実現したい事を実現していく事例がもっと増えてくると社会でのテクノロジーのあり方がより意味のあるものになっていくのではないかと強く感じました。

掛川西高校が地元の大人を巻き込んで制作した「掛川観光ナビ」。今後どのように発展していくか目が離せません。

 

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