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初心者向け!Visual Studio(Express)の使い方を現役エンジニアが解説

統合開発環境の【Microsoft Visual Studio(ビジュアルスタジオ)】の使い方を初心者向けに解説した記事です。無料版のExpressを使ってインストール方法から、プロジェクトの作成方法までを紹介します。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

ソフトウェアを開発する際に使用すると大変便利な統合開発環境ですが、今回はその一つであるMicrosoft Visual Studio(ビジュアルスタジオ)の使い方を紹介します。

Visual Studioは通常10万円以上する比較的高価なソフトですが、無料版のCommunityも存在していますので、まずはそちらを体験してみるのがいいでしょう。

インストール方法も説明するので、初心者でこれから入門したい方はこれを参考に使ってみてください。

なお、今回の説明にはVisual Studio Community 2019 (Windows版)を使用していますが、基本的に今回の内容であればどのVisual Studioでも大した違いはありません。また、日本語にも対応しています。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプの内容をもとにしています。

 

なお、今回の記事の内容は動画でもご覧いただけます。

テキストよりも動画の方が理解しやすいという場合はぜひご覧ください。

 

田島悠介

今回は、プログラミングに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

Visual Studio(Express)の使い方について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

目次

1時間でできる無料体験!

 

Visual Studioとは

Visual Studioは様々なプラットフォームのアプリケーションを開発できる総合開発環境です。

Visual Studioを使うと以下のようなアプリケーションを開発できます。

Webアプリケーション

Webサーバー側で動作するバックエンドアプリケーションとフロントエンドの開発を両方行うことが可能です。ASP.NETと呼ばれるフレームワークを使用します。

クラウドサービス

Microsoftのクラウド環境であるAzure上で動作するサービスを開発できます。

Python、Node.jsのサポート

Pythonは現在広く利用されているプログラミング言語です。

またNode.jsはJavaScriptでサーバーサイドアプリケーションを構築するフレームワークです。

これらもVisual Studioではサポートしています。

Windowsアプリケーション

WindowsOSで動作するデスクトップアプリケーションを開発できます。

スマートフォンのアプリ

AndroidとiOS両方のアプリを開発できます。

ゲームの開発:Unityという、広く利用されているゲーム開発プラットフォームをサポートしています。

マルチプラットフォームサポート

Xamarinという技術を使用して、WindowsやAndroid、iOSなど、複数のプラットフォームで動作するアプリケーションを開発できます。

 

このように、とても幅広い開発を行えるのがVisual Studioの特徴です。

またVisual Studioは以下のプログラミング言語をサポートしています。

C#

バックエンドやWindowsアプリケーションの開発で使用されます。Unityを使用した開発でも用いられます。

C++

Windowsアプリケーションの開発で用いられます。Windows自体もC++で開発されており、Windowsの機能をフルに利用した高速なアプリケーションが開発できます。

HTML、CSS、JavaScript

フロントエンドの開発で用いられているプログラミング言語です。

その他

VB、F#、SQLなどをサポートしています。

 

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Visual Studioを使うメリット

Visual Studioは上記のように幅広いプラットフォームに対応しています。

むしろ膨大すぎて最初は戸惑ってしまうことでしょう。

Visual Studioを使用すると以下のようなメリットがあります。

強力な開発支援機能

Visual Studioは統合開発環境(IDE)と呼ばれる開発に必要なものが一式揃っているプログラミングツールです。

アプリケーションのひな形作成、ソースコードを書く時にヒントなどを提示する支援機能、ソースコードのバージョン管理機能など、様々な開発支援機能が備わっています。

充実したデバッグツール

アプリケーションの開発で大変なのがデバッグです。

Visual Studioでは一般的なステップ実行やブレークポイントなどのデバッグ手法に加え、メモリ使用状況の解析や、遠隔の環境で動作しているアプリケーションのデバッグなど、現代の複雑な実行環境に対応したデバッグを行うツールが多く用意されています。

Windowsネイティブアプリケーションの開発が可能

Windows環境に特化したネイティブアプリケーションを開発するならVisual Studio一択です。

C++やC#を使用した高速なアプリケーションを開発できます。

パソコンOSにおけるWindowsのシェアは依然として非常に高く、これからも各種ツールやドライバーなど、Windowsアプリケーションの開発にVisual Studioは用いられることでしょう。

 

Visual Studioのインストール

まずはインストールを行います。

Visual Studio Communityのページにアクセスしましょう。

 

「Visual Studio のダウンロード」と書かれているところをクリックします。

するとダイアログ等が出現すると思いますので、そのままダウンロードを行います。

ダウンロードしたセットアップファイルを起動すると以下のような画面になります。

この中から必要なものにチェックを付けてInstallボタンをクリックするとインストールが行われます。

Webアプリケーションを開発するのであれば「ASP.NET and web development」、Windowsアプリケーションを開発するのであれば「.NET desktop development」にチェックをつけるといいでしょう。

※Visual Studio Community 2019は、対応するOSがWindows10バージョン1703以上以上となっているので、ご注意ください。

Visual Studio 2019のシステム要件

 

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Visual Studioでプロジェクトを作成する

実際にVisual Studioを使ってプロジェクトを作成していきましょう。

Visual Studioを起動すると、サインインが求められます。

サインインがなくても無料で使えますが、そのままでは30日で使用できなくなってしまいます。

Microsoftアカウントでサインインしておけばずっと無料で使えますので、素直にサインインしておきましょう。

「サインイン」をクリックします。

 

アカウント選択画面が表示されます。

アカウントを選択します。「別のアカウントを使用する」をクリックすることで、別のアカウントでサインインすることも可能です。

なお、Microsoftアカウントを持っていない場合は、別途作成しておきましょう。

 

次に環境を設定する画面が表示されます。

開発設定は「全般」、配色テーマは好きなものを選択すると良いでしょう。

エンジニアの間ではダークモードが流行しているため、今回は濃色を選択しました。

「Visual Studioの開始」をクリックします。

以下のようにスタートページが表示されます。

では、早速プロジェクトを作成してみましょう。

「新しいプロジェクト」をクリックします。

 

今回はWebアプリケーションを作成します。

プロジェクトテンプレートから「ASP.NET Web アプリケーション(.NET Framework)」を選択し、「次へ」をクリックします。

 

プロジェクト名などを設定する画面が表示されます。

名前などは任意のものに変更できますが、今回は既定値まま「作成」ボタンをクリックします。

 

どのようなWebアプリケーションを作成するか選択する画面が表示されます。

実際の開発現場で多く使われているのはMVCやWebAPI、シングルページアプリケーションです。

今回は「MVC」を選択して「作成」ボタンをクリックします。

 

これで無事プロジェクトが作成されました。

この状態で基本となるWebアプリケーションのテンプレートが作成されています。

早速実行してみましょう。

画面上部の「IIS Express(Google Chrome)」と書いてある部分をクリックします。

このような画面が表示されれば成功です。

みなさんも無償のVisual Studio Communityを使ってアプリケーションを開発してみてくださいね。

 

Visual Studioと一緒に使うと便利なツール

最後にVisual Studioと一緒に使うと便利なツールをご紹介します。

Google Chrome

広く利用されているブラウザであるChromeですが、デベロッパーツールと呼ばれる開発者向けの機能が充実しています。

Visual Studioと組み合わせることで効率よくWebアプリケーションの開発が行えるようになります。

Google Chrome

 

Git

ソフトウェアのバージョン管理システムです。

Visual Studioには最初からバージョン管理システムであるGitのクライアント機能が組み込まれています。

GitHubという世界最大級のリポジトリ(バージョン管理しているファイルなどを格納しておく場所)と連携すると、チームで効率よく開発を行えます。

GitHub

 

Unity

3Dなどのゲームを開発するソフトウェアであるUnityとの連携も魅力的です。

Unityの開発言語であるC#のエディタをVisual Studioとすることで、コード補完機能などを活用した効率良い開発が可能となります。

Unity

 

1時間でできる無料体験!

監修してくれたメンター

太田和樹(おおたかずき)

ITベンチャー企業のPM兼エンジニア

普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。

開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、ロボットアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。著書「知識ゼロからの機械学習入門(技術評論社)」。

地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

他の統合開発環境として、Eclipseもあるので合わせてチェックしてみてください。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

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