JavaScriptで文字列を比較する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptで文字列を比較する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をみていきましょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• 文字列比較について
• 演算子により文字列を比較する方法
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

文字列比較について

コンピューターは1つ1つの文字を「文字コード」と呼ばれるもので管理しています。

文字コードとは文字を識別する番号です。

文字列は1つ以上の文字が連なったものであり、文字列の比較は、文字列の先頭から順番に1つ1つの文字コードを比較します。

 

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演算子により文字列を比較する方法

文字列は数値と同様に演算子で比較することが可能です。

文字列が等しいかどうかを確認するには「==」演算子または「===」演算子を使用します。

以下の例の場合、文字列1と文字列2が等しい場合は「true」、合致していなければ「false」が得られます。

文字列1 == 文字列2

 

文字列の比較に下記のように不等号演算子を用いることも可能です。

文字列1 < 文字列2

不等号の場合では、文字列1と文字列2を先頭から順番に比較して行く流れです。

それぞれで異なる文字となった場合、その文字コードの大小で比較結果として返します。

 

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムでは、演算子により文字列を比較する方法を確認します。

実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行います。

はじめに対象となる文字列を定義しましょう。

const str1 = "abcde";
const str2 = "abcde";
const str3 = "ABCDE";
const str4 = "abcef";

次に「==」演算子で比較してみましょう。

console.log(str1 == str2);
console.log(str1 == str3);

実行結果は以下のとおりです。

str1とstr2は等しいためtrueが返り、str1とstr3は異なるためfalseが返ります。

true
false

 

次は不等号演算子を使用してみましょう。

console.log(str1 < str4);

実行結果は以下のとおりです。

true

なぜtrueが返されたのか、それぞれの文字列の文字コードを確認してみましょう。

 

文字コードはcharCodeAt()関数で確認可能です。

まずはstr1の方から確認します。

for ( c in str1) {
  console.log(str1[c], ":", str1.charCodeAt(c));
}

実行結果は以下のとおりです。

a : 97
b : 98
c : 99
d : 100
e : 101

 

次に str4 の文字コードを確認してみましょう。

for ( c in str4) {
  console.log(str4[c], ":", str4.charCodeAt(c));
}

実行結果は以下のとおりです。

a : 97
b : 98
c : 99
e : 101
f : 102

注目すべきは4文字目です。

この場合、str4の文字コードが大きいため、「str1 < str4」の結果はtrueと判断されました。

 

まとめ

今回の記事では、JavaScriptで文字列を比較する方法を解説してきました。

実際のプログラムにおいても活躍の場が多いため、この際に覚えてしまいましょう。

 

執筆してくれたメンター

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。 守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。 その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。 仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。 通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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