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配列を扱う!Scalaでarrayを使う方法【初心者向け】

初心者向けにScalaで配列を扱う方法について解説しています。arrayを使う方法について実際にプログラムを書きながら説明しているので、参考にしてみてください。配列はプログラミングの中でも頻出の文法なので、しっかり覚えておきましょう。

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今回は、Scalaでarrayを使う方法を解説します。

配列を扱う上で大事な知識なので、実際に書きながら理解していきましょう。

 

 

田島悠介

今回はScalaでのarrayの使い方について勉強していこう。

大石ゆかり

田島メンター!arrayはどういったときに使うんですか~?

田島悠介

これは配列を宣言するときに使うものだよ。まずは仕組みについて見ていこうか。

大石ゆかり

お願いします!

Scalaのarrayとは

Scalaのarrayとは、格納されたオブジェクトを簡単に変更することがでる配列のことです。

配列とはプログラミングで一般的に使用される仕組で、同じ型の変数を1つにまとめて扱うことができます。

また、実務でも配列はよく利用されます。

例えば、都道府県のリストを作成する際に、47個の変数を利用するのではなく、都道府県配列に47個の配列を作成し扱うことが可能です。1つの配列変数名を利用することで、47個の都道府県名を簡単に扱うことが可能です。

 

Scalaで利用される配列

Scalaの配列はarray以外にmapやlist等があります。

配列としてはarrayが使われることはほとんどなく、mapやlistが使用されます。

一般的なプログラミング言語であれば、格納したオブジェクトを簡単に変更することは使い勝手が良いですが、Scalaでは変更できない方が言語としての相性が良いです。

また、Scalaのarrayの場合、arrayサイズはarray生成時のみに指定可能です。つまり、array生成後に変更や追加することができません。

以上のことから、Scalaのような関数型言語の場合、Scalaでarrayは使われることは少ないです。

 

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Scalaのarrayの使い方

空の配列を宣言

文法

var 配列名: Array[Int] = Array.empty

解説

配列名という名前のarrayに対してINT型の空の配列を宣言します。

空ですので中身は何も入っていません。

 

要素のある配列を宣言

文法

val 配列名 = Array(1, 2, 3)

解説

配列名という名前のarrayに対して、1と2と3の要素が入っている配列を宣言します。

要素を入れる場合、最初に空の配列を宣言する必要はありません。

配列は要素は0番目から数えます。

そのため、今回であれば、0番目の要素値は1となります。

 

田島悠介

arrayを記述する際の基本の形だね。

大石ゆかり

要素が空の場合と、最初から要素を指定する場合ですね。

田島悠介

次に実際に配列を使ってみよう。今回は文字列を3つ格納したものを宣言し、そこからひとつの要素を取り出して出力するよ。

Scalaのarrayを実際に書いてみよう

配列の要素を取得してみよう

ソースコード

object Main extends App {
  val sampleArray = Array("短期集中Scala講座", "30歳未経験でプログラマー転職", "現役エンジニアがサポート")
  val sampleArray2 = sampleArray(1)
  println(sampleArray2)
}

表示結果

30歳未経験でプログラマー転職

解説

1行目のobject Main extends App {では、ScalaのAppという機能をextend(継承し再利用)してMainという名前のObject(オブジェクト)を宣言しています。

2行目、val sampleArray = Array(“短期集中Scala講座”, “30歳未経験でプログラマー転職”, “現役エンジニアがサポート”)では、sampleArrayというarrayに対して、”短期集中Scala講座”, “30歳未経験でプログラマー転職”, “現役エンジニアがサポート”を代入しています。

3行目、val sampleArray2 = sampleArray(1)ではsampleArrayの1番目の要素に入っている値、を変数sampleArray2に代入しています。

sampleArrayの1番目の値は”30歳未経験でプログラマー転職”です。

4行目、println(sampleArray2)では、変数sampleArray2に入っている、30歳未経験でプログラマー転職”を表示しています。

5行目、}では、1行目の処理を終了しています。

 

コード情報の表示する場合は次のものをご利用ください。

https://ideone.com/cuDW38

 

以上、Scalaでarrayを使う方法を解説しました。

配列はプログラムを書く上でよく使うので、書き方をしっかり理解しておきましょう。

 

田島悠介

配列の要素は、0から順番に数えられるんだ。

大石ゆかり

例えば今回sampleArray(0)の場合は、”短期集中Scala講座”の要素を指すということですね。

田島悠介

そうだね。arrayは他の言語でもよく使われるものだけれど、Scalaには他にもいくつかのデータ構造があるんだ。

大石ゆかり

先ほど話に出ていたmapやlistといったものですね。これも覚えておきます。ありがとうございました!

この記事を監修してくれた方

中本賢吾(なかもとけんご)
アジマッチ有限会社 代表取締役社長

開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。

その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。

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