Scalaでenum(列挙型)を使う方法【初心者向け】
【プログラミング初心者向け】Scalaでenum(列挙型)を使う方法を解説。概要・実例・種類(case objectとEnumeration)・書き方(文法)などenumに関する情報をわかりやすくまとめました!
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今回は、Scalaでenumを使う方法を解説します。
Scalaについてそもそもよく分からないという方は、Scalaとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。
今回は、Scalaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
enumの使い方と書き方について詳しく説明していくね!
お願いします!
Scalaのenumとは
Scalaのenumとは列挙型を意味します。
列挙型とは、列挙型は定数のリストを定義する定数の使い方です。
定数とは、一度設定したら内容を変化させることがない変数を意味します。
変数とは、値を格納する箱のようなものです。
リストとは、複数の値を格納する方法で、配列とも呼ばれます。
列挙型を使用する実例
使用する可能性がある文字列が限定されている場合、列挙型を使用します。
例えば、年号です。
明治、大正、昭和、平成という年号は、歴史上のものであり変わりません。これらを、変数に入れてしまうと、値が変化してしまいます。
定数に入れてしまうと、年号分の定数を作成する必要があります。
そこで、列挙型で宣言することで、値が変化しない複数のまとまった変数を定義することができます。
Scalaのenumの種類
Scala のenumでは、case object と Enumeration の2種類あります。
Enumerationの方がenumと綴が似ていますが、実際にはcase objectがよく使われます。
case objectがよく使われる理由として、Enumerationでは、パターンマッチの記述漏れチェックが自動で実行されないためです。パターンマッチとは、例えば列挙型の値をに特定の値があるか検索することです。
Scalaのmatchを使用して、列挙型の値を検索した場合を例にして説明してみます。
もし、列挙型で定義した値が10個あり、matchで定義した検索条件値が9個しかない場合、case objectであれば、足りない条件値があることを教えてくれます。
Enumerationの場合には特に教えてくれません。
この点が、Scalaで列挙型を使用する際に、Enumerationではなく、case objectを利用する最大の理由です。
ScalaのEnumerationの書き方
基本となる書き方
文法
object オブジェクト名 extends Enumeration { val 値1,値2,(省略) = Value }
解説
1行目のオブジェクト名で、Enumerationとして使用する名称を決めます。
extends EnumerationでEnumerationとして使用できるようにしています。
2行目のval 値1,値2,(省略)で、列挙型の値を設定しています。
Valueの部分で、実際に列挙型を指定する際の指定値を設定しています。
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
今回は、Scalaでenumを使う方法を解説しました。
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この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |