JavaScriptのquerySelectorAllメソッドの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptのquerySelectorAllメソッドの使い方について現役エンジニアが解説しています。querySelectorAllは、指定したセレクタに一致するすべてのHTML要素(NodeList)を取得するメソッドです。NodeListにはHTML要素オブジェクトが入っています。
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JavaScriptのquerySelectorAllメソッドの使い方について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使って初心者向けに解説します。
JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。
今回は、JavaScriptに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
JavaScriptのquerySelectorAllメソッドの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
セレクタについて
querySelector, querySelectorAll メソッドの前に、セレクタについて簡単に確認しておきましょう。
セレクタ(CSS セレクタ) は、ページ中のHTML要素を選択するための指定方法(書き方)のようなものです。
主なものをいくつか挙げておきます。
- 要素型セレクタ: input などのタグ名を指定
- クラスセレクタ: 要素に設定されているクラス名を .classname のように「.」始まりで指定
- ID セレクタ: 要素に設定されている ID を #id のように「#」始まりで指定
- 属性セレクタ: 要素に設定されている属性を [name] のように「[]」で囲って指定
他にもありますが、詳しくはMDNや、検索して出てきたページにてご確認ください。
querySelectorメソッドとは
querySelectorメソッドとは、指定したセレクタに一致する最初のHTML要素(Element)を取得するメソッドです。
querySelectorメソッドの使い方
querySelector(<selector>) のように、取得したい要素に合致するセレクタを引数として渡して使います。
以下の HTML で具体例を見てみましょう。
<input name="one" type="text"> <input name="two" type="text" class="my_class"> <input name="three" type="text" class="my_class">
先頭の input 要素を取得したい場合は、単純に input を引数として渡せば良いです。
const element = document.querySelector('input'); console.log(element); // => <input name="one" type="text">
2番目の input 要素を取得したい場合は、いくつかの方法があります。
先ほどのHTMLをよく見ると、2番目のinput要素は「クラスとしてmy_classを持つ最初の要素」となっています。
クラス指定で取得してみましょう。
const element = document.querySelector('.my_class'); console.log(element);
// => <input name=”two” type=”text” class=”my_class”>
上記でも問題ないのですが、<input name=”one” type=”text”> が <input name=”one” type=”text” class=”my_class”> に変更されてしまうと、上手く動作しなくなります。
※例えば、コーディングミスで設定が漏れていた分が修正された、などのケースです。
そのため、一意に取得できる指定方法を考えてみましょう。今回はそれぞれにname属性が設定されているので、そちらを使いましょう。
const element = document.querySelector('input[name="two"]'); console.log(element); // => <input name="two" type="text" class="my_class">
querySelectorAllメソッドとは
querySelectorAllメソッドとは、指定したセレクタに一致するすべてのHTML要素(NodeList)を取得するメソッドです。
querySelectorAllメソッドの使い方
querySelectorと同じく、querySelectorAll(<selector>) のように、取得したい要素に合致するセレクタを引数として渡して使います。
以下のHTMLで具体例を見てみましょう。
<input name="one" type="text"> <input name="two" type="text" class="my_class"> <input name="three" type="text" class="my_class three"> <ul> <li>one</li> <li class="my_class">two</li> <li class="my_class three">three</li> </ul>
input 要素をすべて取得してみます。
const elements = document.querySelectorAll('input'); console.log(elements); // => NodeList(4) [input, input.my_class, input.my_class.three] クラスにmy_classを持つ要素をすべて取得してみます。 const elements = document.querySelectorAll('.my_class'); console.log(elements); // => NodeList(4) [input.my_class, input.my_class.three, li.my_class, li.my_class.three]
input, li のどちらも取得できてしまうので、li に限定したい場合は下記のようになります。
const elements = document.querySelectorAll('li.my_class'); console.log(elements); // => NodeList(2) [li.my_class, li.my_class.three]
筆者プロフィール
メンター稲員さん
フリーランスエンジニア。大手SEからフリーランスのWeb系エンジニアにジョブチェンジ。 経験言語:Ruby、Rails、Python、C/C++、Java、Perl、HTML/CSS3、JavaScript、CoffeeScript、Node.js。おうち大好きマンです。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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