HTMLでdivが多いソースをおすすめしない理由を現役デザイナーが解説【初心者向け】
初心者向けにHTMLでdivが多いソースをおすすめしない理由について解説しています。divタグの役割と現在多用が推奨されない理由、適切な使い方について説明します。正しい利用場所を覚えましょう。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元：GMOリサーチ株式会社 調査期間：2021年8月12日～8月16日 調査対象：2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18～80歳の男女1,000名 調査手法：インターネット調査
監修してくれたメンター
ノマリカ
伝わりやすくて明快なデザインを得意としている。
HTMLでdivが多いソースをおすすめしない理由について、テックアカデミーのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
そもそもHTMLの記述方法がわからない場合は、 HTMLの書き方について解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回は、HTMLに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
divが多いソースをおすすめしない理由について詳しく説明していくね！
お願いします！
divタグとは
「div」とは、division（訳：分割）という単語の略です。
その名の通り、divタグはHTML内のグループ単位の要素を囲むことで、ページ構成をわかりやすく分割する役割を担っています。
また、divタグは汎用的なブロックレベル要素なので、多用されやすい傾向があります。
HTML5が一般的になった後、それまでdivタグで書かれていた要素が、より意味のあるタグに書き換えられるようになりました。
それでも特に制約のない場合は、divタグが多用されることがあります。
divタグを多用するとどうなるか
divタグが多用されている場合、適切なタグでマークアップされている場合に比べ、検索エンジン（Googleなど）の検索順位が下がることがあります。
コンテンツの質が同等の場合、検索エンジンは適切なタグでマークアップされていて、構造を認識しやすいページの方をより評価するためです。
また、各要素の意味づけが難しくなり、id属性やclass属性も増えるためCSSの記述も複雑化し、その分処理が遅延する可能性が高まります。
近年はJavaScriptのフレームワークにより動的に生成されたHTMLを多く見かけますが、その場合、divタグが多用される傾向にあります。
ブラウザも進化していますので、divタグを多用していることが直接検索順位や表示速度に関係する訳ではありませんが、より適切な記述と比較した場合、それらが低下する可能性が高まります。
正しいdivタグの使い方
では、どういった場合にdivタグを使うのかをみていきましょう。
divタグは、ページを構成する要素を分割したり、要素を1つのまとまりとしてグループ化したい場合に使用します。
例えば、以下のように複数の要素が並んでいる場合、これらをひとまとめにすることで装飾もしやすくなります。
<p>文章です。</p> <p>文章です。</p> <p>文章です。</p> <p>文章です。</p> <p>文章です。</p>
以下は、複数のpタグをdivタグで囲み、divタグに文字色の指定をした例です。
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by nomallica (@nomallica)
on CodePen.
divタグを多用しない書き方
以下は、divタグを多用することで構造的になっています。
<div> <div> <div>箇条書きテキスト</div> <div>箇条書きテキスト</div> <div>箇条書きテキスト</div> <div>箇条書きテキスト</div> <div>箇条書きテキスト</div> </div> </div>
上記の構造的な書き方を、ulタグやliタグを用いて表現したものが以下の通りです。
意味のあるタグを用いて簡潔に記載しています。
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by nomallica (@nomallica)
on CodePen.
まとめ
divタグは汎用的に使える便利なタグではありますが、何でもdivで括ろうとするのは好ましくありません。
いくら充実したコンテンツのページでも、適切なマークアップがされていない場合、検索エンジンに正当に評価されない可能性があるからです。
また、適切なマークアップは簡潔に記述できるため、ソースコードの可読性も上がり、チームで作業する際や未来の自分にも優しい記述になります。
ぜひ、文書構造に沿った意味のあるマークアップを心がけてみてください。
内容が分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
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これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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