Pythonのord関数の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonのord関数の使い方について、テックアカデミーのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

目次

• ord関数とは
• ord関数の使い方
• 実際に書いてみよう
• まとめ
• Pythonを学習中の方へ

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

 

今回は、Pythonのord関数の使い方について紹介します。

 

ord関数とは

ord関数とはPythonで文字をUnicode値に変換する関数です。

Unicodeとは文字コード値の一種で、国際規格です。

ord関数の解説を公式ドキュメントにて確認したい人は、Python公式ドキュメントを参照してください。

Python公式ドキュメント

 

ord関数の使い方

ord関数は以下の文法で使用できます。

ord('文字列')

返り値は文字列のUnicodeコードポイントを表す整数が返されます。

ord関数は1文字に対して有効なので、文字列は1文字しか設定できませんので注意が必要です。

 

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実際に書いてみよう

それでは、ord関数を使用して文字列のUnicodeポイントを取得する方法について、サンプルコードを例に実際に書いてみましょう。

 

サンプルコード

# 文字をUnicodeポイントに変換
print(ord('a'))
print(ord('あ'))

 

解説

コード2行目では、文字列’a’のUnicodeポイントをord関数を使用して取得し、出力しています。

コード3行目では、文字列’あ’のUnicodeポイントをord関数を使用して取得し、出力しています。

実行結果ではそれぞれ’a’→’97’、’あ’→’12345’と文字列のUnicodeポイントが出力されていることが確認できます。

 

実行結果

97
12354

 

補足

ここまではord関数を使用して文字列からUnicodeポイントを取得する方法について紹介しましたが、補足としてUnicodeポイントから文字列に変換するchr関数についても紹介します。

chr関数も基本的な文法はord関数同様ですので、下記サンプルコードを例に実際に書いてみましょう。

 

サンプルコード

# Unicode値を文字列に変換
print(chr(97))
print(chr(12354))

 

解説

ord関数のサンプルコード同様に、コード2,3行目でそれぞれUnicodeポイントをchr関数を使用して出力しています。

実行結果ではそれぞれ’97’→’a’、’12345’→’あ’とUnicodeポイントの文字列が出力されていることが確認できます。

 

実行結果

a
あ

 

まとめ

今回は、Pythonのord関数の使い方について紹介しました。

文字列からUnicodeポイントを取得する際は、今回紹介したord関数が便利なので積極的に使用していきましょう。

またUnicodeポイントから文字列を取得するchr関数もセットで覚えると、より理解が深まると思うのでこちらもセットでしっかりと学習しましょう。

 

 

Pythonを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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