JavaScriptのメソッドと関数の違いを現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptのメソッドと関数の違いについて、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をみてみましょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

メソッドとは

メソッドとは、オブジェクト指向言語における用語でオブジェクトに属する処理や操作のことをメソッドと呼びます。

 

多くのオブジェクト指向言語では、ドット演算子を用いて、オブジェクトとメソッドを以下のように表現可能です。

オブジェクト指向言語におけるメソッド記述方式は、以下のようになります。

CdPlayer.play();

 

関数とは

関数とはプログラミング言語において、何らかのまとまった処理を実行する処理ブロックを関数と呼びます。

一旦定義した関数は、いろいろな処理部分から呼び出して実行することが可能です。

JavaScriptでも、何かとfunctionの形式で関数を使います。

関数を使ったプログラムの例

単純な、２つの数値の足し算を実行するプログラムです。

var num1 = 2;
var num2 = 7;
function tashizan(arg1, arg2) {
 var kekka = arg1 + arg2 ;
 return kekka;
}
var kotae = tashizan(num1, num2);
console.log( kotae ); // 9と表示される

 

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メソッドと関数の違い

JavaScript言語においては、どちらも関数(function）を使って実装します。

その際、オブジェクト型データに実装した関数を、メソッドと呼ぶことができるでしょう。

例えば、JavaScriptでは以下のようなオブジェクト型のコードを作ることが可能です。

var dog = {
  name : "tarou",
  age : 2,
  hoeru() { return "わんわん"; }
}
console.log( dog.hoeru() ); // わんわん

しかし、この程度の複雑さであれば、同じ結果は以下のような関数だけの手続き型プログラムでも得られます。

function hoeru() {
  return "わんわん" ;
}
console.log( hoeru() ) ); // わんわん

 

オブジェクト指向を理解することでメソッドが理解できる

オブジェクト指向言語は、単に処理を上から順に記述した手続き型プログラムの進化系で、「現実世界をモデル化してプログラムで表現する」ことが可能です。

モデル化することで、単なる数値や文字列が、「犬の年齢」「犬の名前」といったふうに、現実世界に近いイメージとなります。

そして、function（関数）は「犬が〇〇する」という動きを表現することが可能です。

単にプログラムが無機質に動作する関数が何かをモデル化したオブジェクトに組み込まれると、メソッドと呼ばれるようになります。

まとめ

メソッドは、オブジェクト指向言語における用語です。

オブジェクト指向型のプログラミングが理解できると、自然とその意味も理解できるでしょう。

執筆してくれたメンター

寺谷文宏（てらたにふみひろ） Webアプリケーションエンジニアとして数多くのプロジェクトを経験し、フロントエンドからサーバーサイドまで総合的な開発を得意としています。 TechAchademyではフロントエンド、Javaコースを担当。

 

 

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