PHPで配列に指定した値が存在するかチェックする方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPHPで配列に指定した値が存在するかチェックする方法について解説しています。指定した値が配列に存在するかどうかを確認するにはPHPのin_array関数を使います。引数には検索したい値、検索対象の配列、オプションとして検索する値のデータ型のチェックを行うか指定できます。
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監修してくれたメンター
nakamoto
今回は、PHPで配列に指定した値が存在するかチェックする方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
実務でも、配列に指定した値が存在するかチェックして、値に応じた処理を実装するので、ぜひ学習してみてください。
目次
- in_array関数とは
- 配列に指定した値が存在するかチェックする方法
- 実際にin_array関数の使用例を書いてみよう
- 実際にin_array関数でデータ型を厳格(strict)にチェックしてみよう
- まとめ
- PHPを学習中の方へ
そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回は、PHPに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
PHPで配列に指定した値が存在するかチェックする方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
この記事では、配列に指定した値が存在するかチェックする方法について解説しています。
in_array関数とは
in_array関数とは、配列の中に指定した値が存在するかチェックする関数です。
使用することで以下の処理が可能となります。
- 処理が正しく動作しているかを判断する
- 値に応じて別の処理を行う
配列に指定した値が存在するかチェックする方法
ここからは、PHPのin_array関数で配列に指定した値が存在するかチェックしていきましょう。
基本文法
in_array ($検索する値 , $配列 [,?$strict = FALSE ] )
解説
第1引数には検索する値を渡し、第2引数には検索対象の配列を渡します。
値が存在した場合はboolean型のtrueが返却されます。
検索した値が存在しなかった場合はboolean型のfalseが返却されるでしょう。
第3引数はオプションでboolean型のtrueを渡し、検索する値の型まで厳密にチェック可能です。
(strict = 厳密)
デフォルトではboolean型のfalseが設定されているため、第3引数にtrueを渡さなければ型までチェックしません。
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実際にin_array関数の使用例を書いてみよう
ここでは、実際にin_array関数の使用例を実際のコードを利用して解説します。
サンプルコード
<?php
$array = ['apple', 'orange', 'grape'];
// 値の存在チェック1
if(in_array('orange', $array)) {
echo 'orangeは配列内に存在します';
}
// 値の存在チェック2
if(in_array('peach', $array)) {
echo 'peachは配列内に存在します';
}
実行結果
解説
<?phpで、PHPプログラムを開始しています。
$array = [‘apple’, ‘orange’, ‘grape’];では、変数$arrayに、’apple’, ‘orange’, ‘grape’という配列データを代入しています。
if(in_array(‘orange’, $array)) {では、$arrayにorangeという値が存在するかをチェックしています。
if文で、条件分岐を行っています。
条件は、in_array関数を利用して、$array配列データ内にorangeという値が存在しているかを判断しています。
echo ‘orangeは配列内に存在します’;では、orangeは配列内に存在しますという文字列を表示しています。
つまり、配列$arrayの中に文字列orangeが存在するので、in_array関数の実行結果にtrueが返却され、ifブロック内の文章が出力されているということです。
}では、if(in_array(‘orange’, $array)) {の処理を終了しています。
if(in_array(‘peach’, $array)) {では、$arrayにpeachという値が存在するかをチェックしています。
if文で、条件分岐を行っています。
条件は、in_array関数を利用して、$array配列データ内にpeachという値が存在しているかを判断しています。
echo ‘peachは配列内に存在します’;では、peachは配列内に存在しますという文字列を表示しています。
今回、配列$arrayの中に文字列peachが存在しないので、in_array関数の実行結果にfalseが返却され、ifブロック内の処理が実行されていません。
結果的に、echo ‘peachは配列内に存在します’;は実行されません。
}では、if(in_array(‘peach’, $array)) {の処理を終了しています。
実際にin_array関数でデータ型を厳格(strict)にチェックしてみよう
今回は、in_array関数の第3引数にtrueを渡して、検索する値のデータ型までチェックする方法についての例を見ていきましょう。
サンプルコード
<?php
$array = ['1', 11, '111', 'テックアカデミー'];
var_dump(in_array('11', $array, true));
var_dump(in_array(11, $array, true));
var_dump(in_array(0, $array, false));
実行結果
解説
<?phpでは、PHPプログラムを開始しています。
$array = [‘1’, 11, ‘111’, ‘テックアカデミー’];では、配列$arrayに、’1′, 11, ‘111’, ‘テックアカデミー’というデータを代入しています。
‘1’, 11, ‘111’, ‘テックアカデミー’は、文字列の1、数字の11、文字列の111、文字列のテックアカデミーです。
var_dump(in_array(’11’, $array, true));では、in_array関数を利用して、配列$arrayに文字列11が入っているかを、第3引数にtrueを指定してデータ型まで合致するか確認しています。
配列$arrayには数字の11が入っており、文字列の11はないため、合致しないという意味のfalseが表示されます。
var_dump(in_array(11, $array, true));では、in_array関数を利用して、配列$arrayに数字の11が入っているかを、第3引数にtrueを指定してデータ型まで合致するか確認しています。
配列$arrayには数字の11が入っているため、合致するという意味のtrueが表示されます。
var_dump(in_array(0, $array, false));では、in_array関数を利用して、配列$arrayに数字の0が入っているかを、第3引数にfalseを指定してデータ型は比較せずに確認しています。
配列$arrayには数字の0が入っていないものの、合致するという意味のtrueが表示されます。
数字の0がないのにtrueが表示される理由は、第3引数にfalseを指定したため発生する動作です。
必ず合致するかを確認する必要があるため、in_array関数の第3引数にはtrueを指定しなければいけません。
まとめ
in_array関数を使用して配列の中から指定の値を検索する方法についてご紹介しました。
in_array関数では、第3引数にfalseを指定すると、調査対象の値がない場合も値があるという結果が出ます。
trueを指定した場合、データ型を厳格(strict)にチェックすると良いことがわかりました。
実際の開発でもよく使われるような処理であるため、in_array関数の使用方法を学び、実際の開発で活用できるようにしましょう。
内容が分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
PHPを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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