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誰でも実装できる!PHPでメール送信を行う方法【初心者向け】現役エンジニアが解説

プログラミング初心者向けにPHPのmail関数、mb_send_mail関数を使ってメール送信を行う方法について解説しています。フォームに入力されたメールアドレスに送信する方法を実際にソースコードを書きながら説明しています。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

PHPでメールを送信する方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

mail関数、mb_send_mail関数を使って簡単にメールを送信できます。

フォームに入力されたメールアドレスに簡単にメール送信できるので、ぜひ覚えておきましょう。

 

目次

 

そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

大石ゆかり

田島メンター!PHPでメールを送信することはできますか?

田島悠介

ちょっと問題があるけど、関数を書くだけで送信できるんだ。

大石ゆかり

そんなに簡単に送信できるんですか?

田島悠介

そうなんだ。mail関数とmb_send_mail関数について見ていこう!

 

mail関数、mb_send_mail関数とは

mailとmb_send_mailは、どちらもメールを送信する際に使用される関数です。

mailとmb_send_mailの違いとして、mb_send_mailは日本語などのマルチバイト文字を扱ってメールの送信を行うことができます。

 

メール送信の書き方

mailの場合

mailは以下のように記述します。

mail(送信先,タイトル,本文,追加ヘッダー,追加コマンドラインパラメータ)

送信先には、送信先のメールアドレスを指定します。

タイトルには、メールのタイトルを指定します。

本文には、メールの本文を指定します。

追加ヘッダーには、メールの追加ヘッダー情報を指定します。

追加ヘッダーとは、From、Cc、Bccなどの送信先情報です。

追加ヘッダーは省略可能です。

追加コマンドラインパラメータには、 追加のフラグをコマンドラインオプションとして、メール送信プログラムに渡す際に使用可能です。

追加コマンドラインパラメータは、省略可能です。

 

mb_send_mailの場合

mb_send_mailは以下のように記述します。

mb_send_mail(送信先,タイトル,本文,追加ヘッダー,追加コマンドラインパラメータ)

送信先には、送信先のメールアドレスを指定します。

タイトルには、メールのタイトルを指定します。

本文には、メールの本文を指定します。

追加ヘッダーには、メールの追加ヘッダー情報を指定します。

追加ヘッダーとは、From、Cc、Bccなどの送信先情報です。

追加ヘッダーは省略可能です。

追加コマンドラインパラメータには、 追加のフラグをコマンドラインオプションとして、メール送信プログラムに渡す際に使用可能です。

追加コマンドラインパラメータは、省略可能です。

 

日本語で送信する場合

mb_send_mailで日本語のメールを送る場合は、最初に以下の2行を挿入します。

mb_language("Japanese");
mb_internal_encoding("UTF-8");

mb_language(“Japanese”);と指定することで日本語指定が可能です。

mb_languageは言語を設定する関数です。

mb_internal_encoding(“UTF-8”);と指定することで、文字コードをUTF-8に指定します。

mb_internal_encodingでは文字のエンコードを指定します。

 

 

大石ゆかり

mail関数とmb_send_mail関数は、それぞれ別ですか?

田島悠介

mb_send_mail関数は、内部でmail関数を呼んでいるんだ。こういう形をラッパー関数っていうんだ。

大石ゆかり

ラッパー関数?

田島悠介

mail関数をラップするように包んで、何か機能を付け加えた物って考えるといいよ。

 

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実際に書いてみよう

簡単な入力フォームを作成し、そこからメールを送信して結果を画面に表示させます。

 

mailform.htmlの作成

まず送信先、メールのタイトル、本文を入力するフォームを設置したmailform.htmlを作成します。

mailform.htmlサンプルコード

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <meta charset="utf-8" />
    <script type="text/javascript" charset="UTF-8"></script>
  </head>
  <body>
    <p>
      <h2>メール送信フォーム</h2>
    </p>
    <form action="./confirm.php" method="post">
      <p>
        送信先
      </p>
      <input type="text" name="to">
      <p>
        メールのタイトル
      </p>
      <input type="text" name="title">
      <p>
        本文
      </p>
      <textarea name="content" cols="50" rows="5"></textarea>
      <p>
        <input type="submit" name="send" value="送信">
      </p>
    </form>
  </body>
</html>

mailform.html解説

mailform.htmlで重要な点は次の行です。

この行では、フォームを送信すると、送信先はconfirm.phpファイルであり、送信方法はPOST送信であることを意味しています。

<form action="./confirm.php" method="post">

mailform.html表示結果

mailform.htmlの画面です。

送信先、タイトル、本文を入力して送信ボタンを押します。

php_mail_1

confirm.phpの作成

次に受け取り側confirm.phpで、それぞれを$to、$title、$contentの変数に格納してmb_send_mailでメールの送信を行います。

また、if~elseによってmb_send_mail($to, $title, $content)の結果がTRUEであれば「メールの送信が完了しました」、入力漏れなどによって結果がFALSEになった場合は「メールの送信に失敗しました」と出力されるように設定します。

confirm.phpサンプルコード

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <meta charset="utf-8" />
  </head>
  <body>
    <?php
      mb_language("Japanese");
      mb_internal_encoding("UTF-8");
      $to = $_POST['to'];
      $title = $_POST['title'];
      $content = $_POST['content'];
      if(mb_send_mail($to, $title, $content)){
        echo "メールを送信しました";
      } else {
        echo "メールの送信に失敗しました";
      };
    ?>
  </body>
</html>

confirm.php解説

<?phpでは、PHPのプログラムを開始することを意味します。

mb_language(“Japanese”);では、言語を日本語に指定します。

mb_internal_encoding(“UTF-8”);では、文字コードをUTF-8に指定します。

$to = $_POST[‘to’];では、変数$toに$_POST[‘to’]を代入します。

これにより、mailform.htmlで用意された送信元が代入されます。

$title = $_POST[‘title’];では、変数$titleに、$_POST[‘title’]が代入されます。

これにより、mailform.htmlで用意されたメールのタイトルが代入されます。

$content = $_POST[‘content’];では、変数$contentに$_POST[‘content’]が代入されます。

これにより、mailform.htmlで用意された本文が代入されます。

if(mb_send_mail($to, $title, $content)){では、mb_send_mailの処理が成功した場合という条件を指定しています。

echo “メールを送信しました”;では、mb_send_mailの処理が成功した場合、メールを送信しましたと表示されます。

} else {では、if(mb_send_mail($to, $title, $content)){ではない場合、という条件を指定しています。

echo “メールの送信に失敗しました”;では、if(mb_send_mail($to, $title, $content)){ではない場合、メールの送信に失敗しましたと表示されます。

};では、ifとelseの処理を終了します。

?>では、PHPの処理を終了します。

 

confirm.php表示結果

メールが送信された場合の画面です。

mb_send_mail($to, $title, $content)がTRUEであった(メールが送信された)ため、「メールの送信が完了しました」の文字列が画面に出力されます。

php_mail_2

 

メールが送信されなかった場合の画面です。

mb_send_mail($to, $title, $content)がFALSEであった(メールが送信されなかった)ため、「メールの送信に失敗しました」の文字列が画面に出力されます。

php_mail_3

 

おわりに

PHPでメール送信を行う方法について解説しました。

会員機能などを持ったサービスにおいては必要となる知識なので、覚えておくとすぐに実装でき便利です。

 

大石ゆかり

フォームを用意して、送信先、タイトル、本文を書いて関数を書くだけでメールが送れちゃうんですねー。

田島悠介

そうなんだ。ただ、上で言ったように問題もあるんだよ。

大石ゆかり

何でしょうか?迷惑メールですか?

田島悠介

普通に送ると、迷惑メールとして認識されてしまうことが多いんだよ。ドメイン認証とかもあるんだ。ちょっとひと工夫必要かな。続きはブートキャンプで!

 

PHPを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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