PHPでfinallyを扱う方法【初心者向け】
初心者向けにPHPでfinallyを扱う方法について解説しています。例外が発生しても実行させたい処理を記述します。finallyブロックを追加することでどういった処理の流れになるのか理解しておきましょう。
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PHPでfinallyを扱う方法について解説します。
例外処理を行う際にfinallyブロックで書いた処理が行われるので、どういった処理の流れになるのか理解しておきましょう。
そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、PHPに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
PHPでfinallyを扱う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
例外処理のfinallyとは
例外処理といえばtry/catchです。
tryブロックで例外が発生する可能性がある処理を囲み、catchブロックで想定している例外が発生した場合に対してエラーハンドリングを行います。
簡単なコードで表すと以下のようになります。
// Exceptionを必ず投げる関数 function throwException() { throw Exception('例外発生'); } // 例外が発生する可能性がある処理をtryで囲む try { throwException(); // 想定している例外が発生した場合に対してエラーハンドリングを行う } catch(Exception $e) { // 例外のメッセージを出力する echo $e->getMessage(); // '例外発生'と表示される }
以上を踏まえて、try・catchと続けてfinallyと書くことで、tryブロックで例外が発生しても・しなくてもfinllyブロックで囲われた処理が行われます。
大まかな処理の流れは、以下を参考にしてみてください。
例外が発生しない場合
- tryブロックで囲われたコードが実行される
- finallyブロックで囲われたコードが実行される
例外が発生した場合
- tryブロックで囲われたコードが実行され、例外が発生する
- catchブロックで囲われたコードが実行される
- finallyブロックで囲われたコードが実行される
例外処理のfinallyの書き方
とても簡単でcatchブロックに続いてfinallyブロックを追加すれば大丈夫です。
finallyブロックはtryブロックと同様で、catchブロックのように( )で引数を取りません。
try { 例外が起こる処理 } catch(想定している例外) { 例外が発生した場合の処理 } finally { 例外が発生するしないにかかわらず、必ず行う処理 }
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実際に書いてみよう
左側で例にあげたコードに実際にfinallyを追加しました。
このコードを実行すると
try,catch,finally
の順に実行されることが出力結果から確認できると思います。
// Exceptionを必ず投げる関数 function throwException() { throw Exception(); } // 例外が発生する可能性がある処理をtryで囲む try { echo 'try'.PHP_EOL; throwException(); // 想定している例外が発生した場合に対してエラーハンドリングを行う } catch(Exception $e) { // 例外のメッセージを出力する echo 'catch'.PHP_EOL; // '例外発生'と表示される } finally { echo 'finally'.PHP_EOL; }
実際によく使う機会があるのはDBへの更新処理などを行う際、何かしらが原因で失敗した場合を考慮するケースです。
try { // DBへ接続 $dbh = new PDO('mysql:host=localhost;dbname=test', 'ユーザ名', 'パスワード'); // ロールバックできるようにトランザクションを張る $dbh->beginTransaction(); // 更新処理を行う $dbh->exec(""UPDATE dessert SET name = 'hamburger'""); // 更新処理を行う $dbh->exec(""UPDATE user SET name = 'test' where id = 1""); } catch (PDOException $e) { print ""エラー!: "" . $e->getMessage() . "" ""; } finally { // DBの整合性を保つために、トランザクションを貼る前の状態に戻す $dbh->rollBack(); $dbh = null; }
この記事を監修してくれた方
青木 敦史(あおき あつし) Webエンジニアの経験は5年ほどです。TechAcademyではPHP/Laravelコースを担当しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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