PHPでファイルをZIPファイルに圧縮する方法【初心者向け】

PHPでファイルをZIPファイルに圧縮する方法について解説します。

ファイルを圧縮すると配布する場合などに転送量を節約することが出来ます。

 

そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

ZIPファイルとは

zipは元々pkware社が開発したpkzipで作られるアーカイブファイルの形式です。

アーカイバと呼ばれるツールによって複数のファイルを1ファイルにまとめます。古くは磁気テープに保存するための前処理などに使われていました。

通信機能によるデータの交換にも便利だったためよく利用されています。この時に大容量のデータを保存したり送信したりするのは大変なので圧縮するというアイデアが生まれてきました。

比較的圧縮率が高く利用しやすかったのでzip形式のファイルがネット上で多数交換されるようになり現在に至ります。

これとは別にgzipという形式もあります。名前は似ていますが別物ですので混同しないでください。

圧縮ファイル全般に言えることですが、テキストファイルは圧縮率が高く、バイナリファイルは低くなる傾向があります。また、jpegなどすでに圧縮済みのファイルはほとんど圧縮できず、逆に大きくなってしまう場合もあります。

 

ZIPファイルに圧縮する方法

コマンドやGUIのユーティリティで圧縮することが多いですが、PHPにもzipファイルを取り扱う機能があります。
php.net-zip

php -m コマンドで zip が表示されれば組み込み済みになります。

 

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実際に書いてみよう

<?php
$zip = new ZipArchive;

$zip->open(__DIR__.'/sample.zip', ZipArchive::CREATE|ZipArchive::OVERWRITE);
$zip->addFile(__DIR__.'/hello.txt');
$zip->addFile(__DIR__.'/flower.jpg');
$zip->close();

ZipArchiveがzipをサポートするclassです。

$zip->open( ) 関数は指定したzipファイルをオープンするメソッドです。
ZipArchive::CREATE は指定したzipファイルが無かったら作るオプションです。
ZipArchive::OVERWRITEは指定したzipファイルが有っても新しいファイルで上書きするオプションです。

$zip->addFile( ) 関数でzipファイルにアーカイブするファイルを追加します。
この例では2つのファイルを追加しています。
最後に $zip->close( ) 関数で zip ファイルを閉じます。

 

この記事を監修してくれた方 大網 清和（おおあみきよかず ） 現在は派遣スタッフとして Laravel で大手ポータルサイトの開発業務をしています。 プログラム歴は長く中学生の頃から始めて35年くらいになります。古くは BASIC、C、COBOLなどを経験し SQL を集中的に使っていた時期もあります。 Web の開発はまだ2年位とあまり長くは無いですが、プログラミングの楽しさを伝えられたら良いなと思っています。

 

 

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