CSSでアコーディオンメニューを作成する方法【初心者向け】
初心者向けにCSSでアコーディオンメニューを作成する方法について解説しています。CSSのみを使ってクリックした時に非表示にしておいたメニューを表示するようにします。label要素とcheckedの擬似クラスを使って実現します。
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CSSでアコーディオンメニューを作成する方法について解説します。
アコーディオンメニューとは、楽器のアコーディオンのように伸縮する蛇腹が、メニューの内容を表示する処理を意味します。
アコーディオンメニューを利用することで、たくさんの情報の中から欲しい情報だけを見せることができる結果、ページ表示をスッキリすることができます。
実務でもアコーディオンメニューを利用することで、会社のホームページや、メディアコンテンツの各種メニューを必要なだけ表示することができ、非常に便利です。
目次

今回は、CSSに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

CSSでアコーディオンメニューを作成する方法について詳しく説明していくね!

お願いします!
アコーディオンメニューとは
クリックすると、隠れているメニューがアコーディオンのようにビヨンと伸びて表示されるメニューを見たことがありますか?
このようなものです。
実は、このようなメニューはjQueryを使わずに作ることができます。
アコーディオンメニューのメリット
必要な情報だけ掲載できる
もしアコーディオンメニューを利用しない場合、次のように常時表示されます。
今回はアコーディオン1とアコーディオン2のみですが、アコーディオン10まであった場合、ページに必要以上の情報が表示されることになります。

これに対してアコーディオンを利用すると、アコーディオン2だけ表示したい場合、必要な情報だけを表示可能です。

たくさんの情報を掲載できる
もしアコーディオンメニューを利用せずアコーディオン10まで表示しようとすると、メニューだけで膨大な表示になり現実的ではありません。
アコーディオンメニューを利用することで、アコーディオン10まで情報があったとしても、すべての情報をHTMLに実装しても、表示が少ないため問題ありません。
ページをスッキリ見せることができる
アコーディオンメニューを利用することで、結果的にページをスッキリさせることができます。
アコーディオンメニューのデメリット
アコーディオンメニューを利用するということは、対象のメニューを探すためにクリックしなければなりません。
クリック操作に慣れていないユーザーをターゲットにする場合は、アコーディオンメニューを利用しないことを検討すると良いかもしれません。
アコーディオンメニューの書き方
inputのcheckboxを用いて行います。
チェックボックスをクリックされたときに、アコーディオンの内容を表示するようCSSを書いていきます。
- checkboxを普通のブロック要素のように書き換える
- チェックされた時、要素を表示するように書く
- ぬるっと動くように、transitionの値を書く
この3点を押さえておけば大丈夫です。
ここでは、要素がチェックされたあと、それ以降の該当するすべてのクラスが高さを持つことで、アコーディオンのような動きを実現します。
実際に書いてみよう
HTMLコード
<div class="menu">
<label for="menu_bar01">アコーディオン1</label>
<input type="checkbox" id="menu_bar01" />
<ul id="links01">
<li><a href="">Link01</a></li>
<li><a href="">Link02</a></li>
<li><a href="">Link03</a></li>
<li><a href="">Link04</a></li>
</ul>
<label for="menu_bar02">アコーディオン2</label>
<input type="checkbox" id="menu_bar02" />
<ul id="links02">
<li><a href="">Link01</a></li>
<li><a href="">Link02</a></li>
<li><a href="">Link03</a></li>
<li><a href="">Link04</a></li>
</ul>
</div>
CSSコード
.menu {
max-width: 600px;
}
.menu a {
display: block;
padding: 15px;
text-decoration: none;
color: #000;
}
label {
display: block;
margin: 0 0 4px 0;
padding : 15px;
line-height: 1;
color :#fff;
background : green;
cursor :pointer;
}
input {
display: none;
}
.menu ul {
margin: 0;
padding: 0;
background :#f4f4f4;
list-style: none;
}
.menu li {
height: 0;
overflow: hidden;
-webkit-transition: all 0.5s;
-moz-transition: all 0.5s;
-ms-transition: all 0.5s;
-o-transition: all 0.5s;
transition: all 0.5s;
}
#menu_bar01:checked ~ #links01 li,
#menu_bar02:checked ~ #links02 li {
height: 54px;
opacity: 1;
}
動作結果
解説
アコーディオン1とアコーディオン2の実装目的は同じであるため、今回はアコーディオン1のHTMLを利用して解説します。
HTMLで大切なのは次のコードです。
checkboxは本来チェックを入れる属性値ですが、今回はブロック要素のようにして書き換えます。
<input type="checkbox" id="menu_bar01" class="accordion" />
<ul id="links01">
<li><a href="">Link01</a></li>
<li><a href="">Link02</a></li>
<li><a href="">Link03</a></li>
<li><a href="">Link04</a></li>
</ul>
今回は次のCSS部分でアコーディオン処理を行っています。
#menu_bar01:checked ~ #links01 li,
#menu_bar02:checked ~ #links02 li {
height: 54px;
opacity: 1;
}
実際の表示に関しては、次のCSS部分で表示する速度などを変更可能です。
たとえば0.5sという部分が0.5秒を意味しています。
つまり、表示速度を0.5秒にするという意味です。
数値を小さくすると、表示が早くなり、数値を大きくすると表示が遅くなります。
.menu li {
height: 0;
overflow: hidden;
-webkit-transition: all 0.5s;
-moz-transition: all 0.5s;
-ms-transition: all 0.5s;
-o-transition: all 0.5s;
transition: all 0.5s;
}
執筆してくれたメンター
| 中本賢吾(なかもとけんご) アジマッチ有限会社 代表取締役社長開発実績:PHPフレームワークによるフランチャイズ企業向け会員制SNS。Shopifyによる海外進出用大規模ネットショップ構築。Vue.jsによる金融機関向け内部アプリ。AWSやLinuxハウジングサーバでの環境構築。人工知能を利用した画像判別システム。小売チェーン店舗用スマホアプリ。Wordpressによる不動産チェーン店向け賃貸・売買仲介システム。基幹システム移管用データコンバートシステム。ボランティア活動:小学生がオリジナルAndroidアプリをGoogle Playでリリース、NHK Whyプログラミング入賞、全国Programing Festival入賞、中学生がSNS型PWAアプリリリースする市クラブ講座活動を行っている。 |

内容が分かりやすくて良かったです!

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

分かりました。ありがとうございます!
CSSを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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