CSSで使えるパスの種類を現役エンジニアが解説【初心者向け】

CSSで使えるパスの種類について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもCSSについてよく分からないという方は、CSSの書き方について解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプWebデザイン講座のCSSカリキュラムをもとに執筆しています。

 

目次

• CSSにおけるパスとは
• 絶対パス／相対パスとは
• ルートパス(ルート相対パス)とは
• それぞれのパスの活用場面

 

CSSにおけるパスとは

CSSファイルにスタイルを記述していく中で、外部ファイルを読み込みたいケースがあります。例えば以下です。

• 画像ファイル（背景画像など）
• フォントファイル

それらをCSSファイルに読み込んで使う場合、読み込みたいファイルへのパスを指定して読み込みます。パスとは対象ファイルの場所へ繋がるように書くもののことをいいます。

パスの書き方には種類があります。以下でご紹介していきます。

 

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絶対パス／相対パスとは

絶対パス

絶対パスとは、読み込むファイルのhttps or httpから始まる全てのURLを記載したものをいいます。

例）

.box {
   background-image: url('https://sample.jp/img/path.jpg');
}

相対パス

相対パスとは、記述するファイルを基準に、読み込むファイルへの場所を記載したものをいいます。例えば、以下のファイル構造になっており、style.cssからimgディレクトリ の中のpath.jpgを読み込むとします。

- css 
   - style.css
- img
   - path.jpg

その場合は以下の書き方になります。

.box {
   background-image: url('../img/path.jpg');
}

「../」は一個上の階層に上がって・・・という意味です。style.cssを基準に一個上の階層に上がって、imgディレクトリ の中のpath.jpgという書き方となります。

 

ルートパス(ルート相対パス)とは

ルートパス(ルート相対パス)

ルートパスとは、URLドメイン部分を除く、「/」から始まる読み込むファイルへの場所を記載したものをいいます。簡単に言うと、絶対パスのドメインなしバージョンという形です。

 

例）

.box {
   background-image: url('/img/path.jpg');
}

 

それぞれのパスの活用場面

絶対パス

絶対パスは読み込むファイルのURLを全て記載するため、記述するファイルがどの階層、どのサイトに移動しても読み込みできるというメリットがあります。

例えば、もともと1つだったサイトを2つのサイトに分けて、読み込むファイルと記述するファイルが別ドメインの別サイトに別れた場合や、記述するファイルの場所がサイト内で移動した場合など想定される場合に便利な書き方といえます。

相対パス

同一サイト内で読み込むファイルと、記述するファイルの位置関係が変わらない限り、ファイルを読み込みできるというメリットがあります。

例えば、開発環境と本番環境が異なる場合に便利な書き方といえます。

 

ルートパス(ルート相対パス)

相対パス同様、開発環境と本番環境が異なる場合に便利な書き方といえます。ただ、相対パスは記述するファイルの位置関係が変わらない限りという条件がありますが、ルートパスで記述すると、ファイルの位置関係も関係なく読み込むことができます。

筆者は開発する際にこのルートパスで記述することが多いです。

 

監修してくれたメンター

土田隼平（つちだしゅんぺい) フリーのWebエンジニアです。 最近までは求人サービスや画像共有システム、ECサービスの開発・運用をやってました。 趣味はラジオ（特にオールナイトニッポンとJUNK）を聞くことや近所の散歩です。 今の最重要ミッションは「運動不足解消」です。

 

 

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