Pythonの画像処理ライブラリPIL(Python Imaging Library)の使い方【初心者向け】
初心者向けにPythonの画像処理ライブラリPIL(Python Imaging Library)の使い方について解説しています。PILや後継のPillowは、Pythonの画像を処理するライブラリになります。画像の加工は各ピクセルの色を画像の端から端まで順番に変更することで実現しています。
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Pythonの画像処理ライブラリPIL(Python Imaging Library)の使い方について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonの画像処理ライブラリPIL(Python Imaging Library)の使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
PIL(Python Imaging Library)とは
PIL(Python Imaging Library)とは、Pythonで画像を処理するためのライブラリです。
ただし、オリジナルのPILは2009年のリリースを最後に更新が停止しています。
本稿は、PILからフォークした後継のPillowを取り上げます。
インストール方法
pipコマンドを用いてライブラリをインストールします。
pip install Pillow
Pythonインタプリタで、以下のようにライブラリをインポートします。
エラーが発生しなければ、インストールには成功しています。
import PIL
PILによる基本的な画像処理の方法
PILの典型的な使い方は、画像の加工処理です。
以下のように画像ファイルを指定し、Imageクラスのオブジェクトを作成します。
以降、オブジェクト(このコードではim変数)に対して各種操作を行います。
from PIL import Image im = Image.open("sample.jpg")
実際に書いてみよう
前提
カレントディレクトリにsample.jpgという画像ファイルを用意しておきます。
サンプルコード
from PIL import Image in_file = 'sample.jpg' out_file = 'sample.png' im = Image.open(in_file) im.save(out_file)
実行結果
カレントディレクトリにsample.pngという画像ファイルが生成されました。
(画像の見た目はsample.jpgと同じで、形式が異なる。)
解説
PILライブラリをインポートし、入力ファイル、出力ファイルを指定します。なお、PILはファイル拡張子(この例ではjpgとpng)により、変換方式を自動判定します。
open関数で入力ファイルを開き、画像を読み込みました。
save関数で出力ファイルを開き、形式を変換した画像を書き込みました。
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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