PythonのライブラリNetworkxの使い方【初心者向け】
初心者向けにPythonのライブラリNetworkxの使い方について解説しています。Networkxはグラフ分析、ネットワーク理論に用いられるPythonのライブラリ・パッケージです。Matplotlib、PyGraphvizを使うことで画像として可視化することも出来ます。
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PythonのライブラリNetworkxの使い方について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
PythonのライブラリNetworkxの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
グラフとネットワーク分析のためのライブラリNetworkxとは
Networkxは、多様なネットワークの作成、加工、構造分析を支援するライブラリです。
数学、物理、生物などの分野で活用されています。
インストール方法
pipコマンドを用いて、networkxライブラリをインストールします。
pip install networkx
Pythonインタプリタで以下のようにnetworkxライブラリをインポートします。
エラーが発生しなければ、インストールは成功しています。
import networkx
Networkxの使い方
以下のようにグラフを初期化します。
生成したインスタンス(この例では変数G)に対し各種メソッドを呼び出し、グラフの計算や加工を進めます。
import networkx as nx G = nx.Graph()
実際に書いてみよう
(注)このコードはGoogle Colaboratoryで動作を確認しました。
はじめにブラウザ上で画像を表示するため、以下を実行しておきます。
%matplotlib inline
ソースコード
import matplotlib.pyplot as plt import networkx as nx G = nx.petersen_graph() plt.subplot(121) nx.draw(G, with_labels=True, font_weight='bold') plt.subplot(122) nx.draw_shell(G, nlist=[range(5, 10), range(5)], with_labels=True, font_weight='bold')
実行結果
以下のようにグラフの画像が表示されました。
解説
はじめにmatplotlibとnetworkxライブラリをインポートしました。
ピーターセングラフ(Petersen graph、10個の頂点と15個の辺を持つグラフ)の描画を指定しました。
2つのグラフを並べるため、subplot関数で画面分割を指定しました。1行、2列の配置とし、1つ目のグラフを左側(1列目)、2つ目のグラフを右側(2列目)に配置しました。
draw関数、draw_shell関数でグラフを描画しました。
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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