HTMLの仕様に関連するW3Cについて現役デザイナーが解説【初心者向け】
初心者向けにHTMLの仕様に関連するW3Cについて解説しています。Web標準化の団体W3Cの歴史や役割、その標準に基づいたサイトの検証方法などについて説明します。アクセシビリティの確保に役立てましょう。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
HTMLの仕様に関連するW3Cについて、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそも、HTMLの記述方法がわからない場合は、 HTMLの書き方について解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Webデザイン講座のHTMLカリキュラムをもとに執筆しています。
今回は、HTMLに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
HTMLの仕様に関連するW3Cについて詳しく説明していくね!
お願いします!
W3Cとは
W3C(ダブリュー・スリー・シー)とは、World Wide Web Consortium(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)の略称です。
WWW(ワールド・ワイド・ウェブ:World Wide Web)に関して、ブラウザなどの技術になる規格の標準化を目的に策定をすすめる非営利団体(組合)です。
W3C設立の当時
1990年代からブラウザが家庭用のパソコンにも普及していきました。当時、ブラウザの開発者によるHTMLの独自のタグの追加と提供が数多くありましたが、Webサイトの開発者にとっての苦労と混乱をまねいたことから、World Wide Webの設計者でもあるティム・バーナーズ=リー氏によって設立されました。
W3Cの役割
W3Cは、各営利団体や組織はたまた個人によって、特化した技術による情報資源の独占あるいは寡占の阻止、利便性や実用性のある独自の技術などが乱立しないように、統一を目指して標準化の役割を担っています。
W3Cが勧告しているWeb標準
「Web標準」の概要は、アクセシビリティに長けているWebサイトを開発および提供できるように、多種多様な閲覧環境に依存せずに、表示および表現を同様にすることです。Webサイトの開発者が、Web標準に準拠することによって、Webサイトの汎用性が増すことから、プログラムの再利用もしやすくなります。
W3C勧告
W3C勧告として扱われる具体的な言語としては、HTML(HyperText Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)、 DOM(Document Object Model)、XML(Extensible Markup Language)などです。2010年代の前後に、長らく続いたHTML4.01からHTML5の策定や勧告にて賑わいました。
The W3C Markup Validation Service
推進の一環としても、HTMLやCSSの文法に、文法違反としての誤字脱字などを見つけるための無料のサービスがW3Cによって提供されています。
https://validator.w3.org/#validate_by_input
https://jigsaw.w3.org/css-validator/validator.html.ja#validate_by_input
監修してくれたメンター
井内洋平
TechAcademyの現役メンター。 元Web Developerで、趣味は貯金、節税対策、投資信託、株式投資、FXなど多岐にわたる。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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