PHPのdirnameでディレクトリ名を取得する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

今回は、PHPのdirnameでディレクトリ名を取得する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

PHPについてそもそもよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、PHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

dirnameとは

PHPのdirname関数を使用することで、指定したパスの親ディレクトリを取得できます。

dirname関数は、includeやrequireなどで外部ファイルを読み込む際に使用できます。
 

dirnameの使い方

dirname関数は第一引数に文字列でパスを渡すことで、渡したパスの親ディレクトリのパスが文字列で返却されます。

dirname関数は第二引数を渡すことも可能で、第二引数に数値を渡すことで、渡した数値分、親ディレクトリのパスから遡った階層のパスを返却します。

<?php
// ①親ディレクトリのパスを返却（PHP_EOLで改行を行う）
echo dirname("/usr/local/lib") . PHP_EOL;

// ②親ディレクトリから2つ上の階層までのパスを返却
echo dirname("/usr/local/lib", 2);

 

実行結果

/usr/local
/usr

上記の例の①を実行すると、/usr/local/libの親ディレクトリのパスである、/usr/localが返却されます。

②では、第二引数に数値の2を渡しているので/usr/local/libの2つ上までのパスである/usrが返却されます。
 

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実際に書いてみよう

それではdirname関数の実用例を見ていきましょう。

今回はdirname関数を使って外部ファイルを取り込みます。外部ファイルを取り込む際に、dirname関数とセットで使用されるのが__FILE__定数です。

__FILE__は、マジック定数と呼ばれるPHPにあらかじめ定義されている定数の一つで、この定数が呼び出されたファイルのフルパス+ファイル名を返します。

<?php
echo  __FILE__ ;
// => /hoge/hoge.php

dirname()関数は実行すると親ディレクトリのパスを返却します。つまり、dirname(__FILE__)とすることで、絶対パスを取得できるということです。

それでは、実際の使用例を見てみましょう。

<?php
require_once( dirname(__FILE__). '/foo.php');

上記の例では、dirname(__FILE__)の部分でカレントディレクトリを指定しています。後に続く文で、ドット+ファイル名とすることで、カレントディレクトリ内に存在するファイルを指定して、require_onceで取り込んでいます。

__FILE__はdirname関数とセットで使用されることが多いため、dirname関数と合わせて覚えておくとよいでしょう。
 

筆者プロフィール

平野大輝（ひらのだいき） スキル：PHP・Java・JavaScriptを用いて様々なアプリを開発するWebエンジニア。

 

 

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