Pythonのreadline関数で末尾の改行コードを削除する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのreadline関数で末尾の改行コードを削除する方法について現役エンジニアが解説しています。readline関数とは、ファイル内の文章から1行だけ読み込んでその文字列を返す関数です。末尾の改行コードを削除するにはreplaceメソッドで改行コードを空文字に置き換えます。
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Pythonのreadline関数で末尾の改行コードを削除する方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonのreadline関数で末尾の改行コードを削除する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
readline関数とは
readline関数とは、「ファイル内の文章から1行だけ読み込んでその文字列を返す関数」です。
ちなみにファイル内の文章全てを読み込みたいときにはreadlines()という関数を使います。
readline関数の使い方
readline関数の使い方についてご説明します。
readline関数を使うためには、まずファイルを読み込まなければなりません。
ファイルの読み込みは以下のコードで実施します。
f = open("test.txt", "r")
open関数の第一引数にはファイル名を、第二引数にはオープンモードを記述します。
オープンモードの種類はたくさんありますが、今はテキストファイルを読み込みたいので、読み込みモードである”r”を指定します。
open()関数は戻り値としてファイルのインスタンスを返しますので、それをここではfという変数に格納しています。
ファイルのインスタンスを格納したら行の読み込みを実施します。
readline関数は以下のようにして呼び出します。
line = f.readline()
readline関数に引数はありません。
戻り値として1行分の文字列が返されますので、それをlineという変数に格納しています。
readline関数出力値の末尾の改行を削除する方法
無事に1行分の文字列が格納できたわけですが、1つ問題があります。
それは、末尾に改行コードが入っている場合はそれも含んで文字列を取得してしまっているという点です。
「本当に改行コードが入っているの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますので、実際に以下のコードで確認してみます。
【test.txt】
Good morning.
Hello.
Good night.
【実行したコード】
f = open("test.txt", "r")
for I in range(3):
line = f.readline()
print(line)
【実行結果】
Good morning.
Hello.
Good night.
確かに改行された表示になりました。
でも、書かれている文字列だけを扱いたい場合、末尾の改行コードは邪魔ですよね。
なので、取得した文字列の中から改行コードを削除する方法についても学んでいきましょう。
改行コードは以下の方法で簡単に削除できます。
line = line.replace("\n", "")
replace()関数はある文字列を別の文字列で置換する関数です。
replace()関数の第一引数には置換される文字列を指定するので、ここでは改行コードを指定します。
そして、第二引数には置換する文字列を指定します。今は改行コードを削除したいので、空文字である””で置換します。
実際に書いてみよう
それではreplece()関数を使って先ほどの一連のコードを実際に修正してみましょう。
使用したデータとコードと実行結果は以下のようになります。
【test.txt】
Good morning.
Hello.
Good night.
【実行したコード】
f = open("test.txt", "r")
for I in range(3):
line = f.readline()
line = line.replace("\n", "")
print(line)
【実行結果】
Good morning.
Hello.
Good night.
きちんと改行コードが削除されているのが確認できましたね。
まとめ
この記事では関数で末尾の改行コードを削除する方法について解説しました。
replace()関数を使うと文字列の置換を行うことができて非常に便利ですので、是非使い方を覚えておきましょう。
監修してくれたメンター
柴山真沙希(しばやままさき)
大手IT企業などでエンジニアとして2年ほど勤務した後、個人事業主としてプログラミングスクール「エンペサール」を経営。子供から大人まで幅広い層を対象にプログラミングを教えている。 得意言語はPython, HTML, CSSで、機械学習やデータ分析、スクレイピングなどが得意。サッカー観戦や読書が趣味である。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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