Pythonのelifの書き方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのelifの書き方について現役エンジニアが解説しています。ifの条件で一致したなかった場合に別の条件を設定するための構文がelifになります。if elif文を使って条件分岐のプログラムを書いてみましょう。
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Pythonのelifの書き方について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonのelifの書き方について詳しく説明していくね!
お願いします!
elifとは
elifとはif文に書かれた条件と一致しなかった場合に、別の条件との一致確認を行うための構文になります。
例えば「18歳以上の男性」もしくは「16歳以上の女性」という条件でチェックを行いたい場合に、「18歳以上の男性か」のチェックをif文で、「16歳以上の女性か」のチェックをelif文で行うというイメージです。
if … elif … elseの書き方
if … elif … elseは、同じ階層(インデント)で並べて書きます。
if 条件A: 処理A elif 条件B: 処理B else: 処理C
上記のように書くと、以下のような処理になります。
- 条件A に一致する場合は処理A
- 条件A には一致しないが、条件B には一致する場合は処理B
- 条件A, B のどちらにも一致しない場合は処理C
気を付けておきたいのが「条件A, Bのどちらにも一致する場合」ですが、この場合には条件Aの判定文が先に処理されるため処理Aが実行されます。
判定条件の優先度を考えて if … elif … elseの条件を書くように注意しましょう。
他の条件分岐の書き方との比較
他の言語ではswitch文による処理分岐がありますが、Pythonにはswitch文が存在しません。
もし、変数Aの値で単純な処理分岐を行いたい場合には、dict型で関数との関連を定義するような方法も可能です。
if a == "a": 処理A elif a == "b": 処理B else: 処理C
上記のような条件分岐であれば、次のように書くこともできます。
def func_a(): 処理A def func_b(): 処理B func_dict = {"a": func_a, "b": func_b} try: func_dict[a]() except KeyError: 処理C
どちらがわかりやすいかは、実装内容で判断するのが良いでしょう。
実際に書いてみよう
以下の条件で処理を行うコードを書いてみましょう。
- 「変数aが10以上」であれば、aを2倍した値を表示
- 「変数aが-10以下」であれば、aを-3倍した値を表示
- 「それ以外」であれば、aをそのまま表示
def check_value(a): if a >= 10: print(a * 2) elif a <= -10: print(a * -3) else: print(a) a = -15 check_value(a) # => -45
a = -15で実行すると、最初にif a >= 10のチェックを行い一致しないので次の条件へ、続けてelif a <= -10のチェックを行い一致するので-3倍した値を出力、という流れになります。
監修してくれたメンター
メンター稲員さん
フリーランスエンジニア。大手SEからフリーランスのWeb系エンジニアにジョブチェンジ。 経験言語:Ruby、Rails、Python、C/C++、Java、Perl、HTML/CSS3、JavaScript、CoffeeScript,Node.js。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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