Pythonによるmap関数の利用方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonによるmap関数の利用方法について現役エンジニアが解説しています。map関数を使うと配列の要素全てにアクセスして、処理を適用させることが出来ます。実際にmap関数を使ってリストの要素を小文字から大文字に変えてみます。
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Pythonによるmap関数の利用方法について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonによるmap関数の利用方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
この記事ではPythonの関数の1つであるmap関数の利用方法について解説します。
map関数を使うことによりスマートなソースを書くことが可能です。
map関数とは?
map関数は配列のすべての要素にアクセスし、関数を適応させることが可能です。
map関数を使うことによってfor文などの繰り返し処理を使わずともすべての要素にアクセスすることができ、ソースをよりシンプルに書くことが可能です。
map関数の使い方
map関数はPython2系の場合は以下のような形式で書くことができる。
map(関数, イテラブル)
またPython3系の場合だと
list(map(関数, イテラブル))
イテラブルとはlistやrange関数のようなfor文のinの後に書けるオブジェクトです。
イテラブルのすべての要素に第1引数で設定した関数を適応させることができます。
map関数を利用してデータ処理してみよう
では実際にmapオブジェクトを利用してデータを処理していきましょう。
以下のプログラムはPython3系でやることを前提に書いています。
プログラムソースコード
def capitalize(word): return word.capitalize() words = ["january", "february", "march", "april", "may", "june"] print(list(map(capitalize, words)))
表示結果
['January', 'February', 'March', 'April', 'May', 'June']
解説
map関数を使いlistの中にある英単語の最初の文字を大文字に変える処理です。
1,2行目はmap関数に適応させる関数を定義しています。この関数では、引数として受け取った値の最初の文字を大文字に変えて戻り値として返している関数です。
3行目はmap関数に適応させるイテラブルである配列を定義しています。
4行目でmap関数を使い第1引数に定義した関数を、第2引数に配列を設定することによりlistのすべての要素にcapitalize関数が適応され英単語の最初の文字が大文字に代わりました。
複数行になってしまう処理をmap関数を使うと1行でできるため、覚えておくといろいろな場面で使うことができます。
監修してくれたメンター
メンターSさん
システムエンジニアとしてこれまで行政システムや医療用システムの保守、開発に携わりました。 JavaやPython、PHP、Kotlinなど様々な言語での開発経験があります。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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