JavaでMapからListに変換する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaでMapからListに変換する方法について解説しています。MapからListに変換する場合、keySet()メソッドやvalues()メソッドを使います。ListからMapに変換する方法もあわせてみていきましょう。
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JavaでMapからListに変換する方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
MapからListに変換する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
MapからListに変換する方法
Map型では、keyとvalueという2つの値を1組にしてデータを保持しているため、Listに変換するときには、以下の2つの方法があります。
- keyを変換
- valueを変換
keyをList型に変換する方法は、Map型のkeySet()メソッドを使いましょう。
keySetメソッドではMapのキーが値となったSet型を返します。
Set型はCollection型でもあるため、List型の生成時の引数にkeySetメソッドで得たSet型を渡せば、下記のようにキーをList型に変換可能です。
List<データ型> Listオブジェクト名 = new ArrayList<データ型>(Map型.keySet());
そして、valueをList型に変換する方法として、Map型のvalues()メソッドを用います。
values()メソッドはMap型のvalueを値をなったSet型を返すため、キーをList型に変換したのと同じように記述しましょう。
List<データ型> Listオブジェクト名 = new ArrayList<データ型>(Map型.values());
ListからMapに変換する方法
List型をMap型に変換する方法についてみていきましょう。
Map型からList型への変換と同様に以下の方法で変換可能です。
- List型の要素をkeyに変換する
- valueに変換する
keyへの変換方法はうまい具合に働いてくれるメソッドがないため、putメソッドを使って順番に追加していくしかありません。
for(データ型 item : List型) { //putメソッドを使ってList型の要素をkeyに代入していく map.put(item, 適当なデータ); }
keyのみに値を代入することはできないので、「適当なデータ」をvalueとして渡す必要があることに注意してください。
また、List型からvalueへの変換方法はList型の要素を順番に代入していきましょう。
int i = 1; for(データ型 item : List型) { //putメソッドを使ってList型の要素を順番に代入 map.put(i, item); i++; }
この場合は、Map型のkeyが1,2,3,4,…となることに注意してください。
実際に書いてみよう
実際にコードを書いてMap型とList型の相互変換を行なっていきます。
import java.util.ArrayList; import java.util.ArrayList; import java.util.List; import java.util.Arrays; import java.util.Map; import java.util.HashMap; public class ListMapSample{ public static void main(String[] args){ //List型に変換するMapを宣言 Map<Integer, String> map1 = new HashMap<>(); map1.put(1, "Japan"); map1.put(2, "UK"); map1.put(3, "US"); //keySetメソッドを使用してkeyをList型に変換 List<Integer> list1 = new ArrayList<>(map1.keySet()); //表示して確認 System.out.println(list1); //valueメソッドを使用してvalueをList型に変換 List<String> list2 = new ArrayList<>(map1.values()); //表示して確認 System.out.println(list2); //Map型に変換するListを宣言 List<String> list3 = new ArrayList<>(Arrays.asList("red","green","blue")); //変換先のMapの宣言(keyに代入するもの) Map<String, String> map2 = new HashMap<>(); //for文で代入していく for(String item:list3){ map2.put(item, ""); } //表示して確認 System.out.println(map2); //変換先のMapの宣言(valueに代入するもの) Map<Integer, String> map3 = new HashMap<>(); //for文で代入していく int i=1; for(String item:list3){ map3.put(i, item); i++; } //表示して確認 System.out.println(map3); } }
Map型のkey→List、value→Listの変換、そしてその逆変換のすべてを行ないました。
これを実行すると下記のように表示されて、すべての変換がうまくいっていることが確認できます。
[1, 2, 3] [Japan, UK, US] {red=, green=, blue=} {1=red, 2=green, 3=blue}
まとめ
この記事では、JavaのMap型、List型を相互に変換する方法について解説しました。
データ型の変換を上手く活用していきましょう。
執筆してくれたメンター
メンターOS
AIプログラミングを使って開発を行う。 プログラミング歴は約3年。 Pythonは割と好きな方。JavaもAndroid開発で触れていたりする。 大学では物理学を勉強中。 好きな物理理論は一般相対性理論らしい。 意外と動物が好きだったり、、、。 |
JavaでMapからListに変換する方法がよく分かったので良かったです!
ゆかりちゃん、これからも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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