Pythonのelif文の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonのelif文の使い方について解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

elif文とは

条件で処理を分岐させたり、処理を繰り返したりするプログラムの命令を制御文と呼びます。if文は条件で処理を分岐させる命令です。

if文の基本的な書き方は以下のとおりです。

if 条件式:
  条件式が真(True)となった場合の処理
else:
  条件式が偽(False)となった場合の処理

上記は真(True)または偽(False)の2通りの分岐でしたが、条件分岐が3つ以上ある場合はどうすれば良いでしょうか。

その場合の便利な命令が「elif」文です。

 

elif文の使い方

elifはif文で条件分岐が3つ以上の場合に、分岐を簡単に表現することができる文です。

まずはelifを使わない場合を見てみましょう

if 条件式A:
  条件式Aが真(True)となった場合の処理
else:
  if 条件式B:
     条件式Aが偽(False)で、条件式Bが真(True)となった場合の処理
  else:
     条件式Aが偽(False)で、条件式Bも偽(False)となった場合の処理

次にelifを使った場合を見てみましょう

if 条件式A:
  条件式Aが真(True)となった場合の処理
elif 条件式B:
  条件式Aが偽(False)で、条件式Bが真(True)となった場合の処理
else:
  条件式Aが偽(False)で、条件式Bも偽(False)となった場合の処理

かなり分かりやすく記述することができましたね。

elifはいくつでも使うことができますので3つ以上の条件分岐がある場合に使用すると便利です。

 

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実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムはelif文の使い方を確認します。

繰り返し文のwhileも使用しているので合わせて使い方を確認しましょう。

while True:
  word = input("単語を入力してください")
  if len(word) >= 10:
    print("10文字以上の長い単語ですね")
  elif 0 < len(word) and len(word) < 10:
    print("10文字未満の短い単語ですね")
  else:
    print("何も入力されなかったので終了します")
    break

実行結果は以下のとおりです。

最初に「竜宮の乙姫の元結の切り外し」と入力し、次に「タツノオトシゴ」と入力しました。
最後は何も入力せず、プログラムを終了しています。

単語を入力してください竜宮の乙姫の元結の切り外し
10文字以上の長い単語ですね
単語を入力してくださいタツノオトシゴ
10文字未満の短い単語ですね
単語を入力してください
何も入力されなかったので終了します

 

監修してくれたメンター

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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