JavaScriptでsliceメソッドを使って文字列の末尾を削除する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptでsliceメソッドを使って文字列の末尾を削除する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

sliceメソッドとは

元の文字列は変更せずに、引数で指定した範囲の文字を新しい文字列として返すメソッドです。平たく言うと、ある文字列の一部分をコピーして持ってくるような感じです。

sliceメソッドを使うメリットとよく使われるケース

 

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sliceメソッドの使い方

sliceは、JavaScriptに標準で入っている文字列のオブジェクトであるStringのメソッドになります。そのため文字列、または文字列を格納した変数に.slice()とすることで使うことができます。

第1引数には、何文字目から取り出すかを数字で指定します。第2引数は、何文字目までを取り出すかを数字で指定します。また、第2引数は省略も可能です。省略した場合は最後までの文字を取得します。

文字列の末尾を削除する方法

カンマ区切りの文字列を作成する場合や、ループ処理で文字列を組み立てるようなケースで最後の一文字を削除したいことがあるかと思います。

そんな時はsliceメソッドで最初の文字から最後の文字の1文字前までを取り出せばよいことになります。

実際に書いてみよう

テックアカデミージュニア。という文字列をnameという変数に格納して最後の　。を削除してみます。

let name = 'テックアカデミージュニア。';

console.log(name.slice(0, name.length -1)); //テックアカデミージュニア と表示される
console.log(name);  //テックアカデミージュニア。　と表示される

name.sliceで第1引数に最初の文字からを指定するため0を渡しています。第2引数には最後の文字の1文字前を指定するため、文字の長さ（nama.length）から-1した数を渡しています。

これでコンソールに最後の　。　がとれたテックアカデミージュニアと表示されました。

注意点として切り取った文字はコピーする感覚なので、元の文字列であるnameに変更はなく、テックアカデミージュニア。　が格納されたままになっています。

もし変数の中身を書き換えたい場合は、下記のようにコピーした文字を変数に格納してください。

name = name.slice(0, name.length -1);

 

まとめ

JavaScriptの標準で入っているオブジェクトのメソッドなので、使い方も簡単です。

文字列の操作は比較的よく使う処理かと思いますので、ぜひ試してみてください。

筆者プロフィール

横山茂雄（よこやましげお） フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。

 

 

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