JavaScriptのtoStringメソッドの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptのtoStringメソッドの使い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をみていきましょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• toString()メソッドとは
• toString()メソッドの使い方
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

toString()メソッドとは

toString()メソッドはNumberオブジェクトのメソッドの1つで、Numberオブジェクトを表す文字列を返します。

例えば、数値型を文字列に変換することが可能です。

JavaScriptにおいて、数値や文字列はオブジェクトではなく、単なる値である数値や文字列をプリミティブ型と呼びます。

 

JavaScriptにはプリミティブ型を包み込んでオブジェクトとして扱うための「ラッパーオブジェクト」と呼ばれる仕組みが用意されており、数値にはNumber 、文字列にはStringというラッパーオブジェクトが用意されています。

数値をNumberオブジェクトとして扱うことで、Numberオブジェクトに用意されているメソッドやプロパティを使用することが可能です。

 

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toString()メソッドの使い方

toString()の書き方は以下のようになります。

Numberオブジェクト.toString(基数)

 

基数には2から36までの整数を指定しましょう。

例えば10であれば10進数、2であれば2進数という意味です。

基数を省略すると10進数として扱われます。

 

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムでは、NumberオブジェクトのtoString()メソッドについて使い方を確認していきましょう。

実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行います。

基数を省略した場合と10を指定した場合について確認しましょう。

const num1 = 255;

console.log(num1.toString());
console.log(num1.toString(10));

実行結果は以下のとおりです。

数値が10進数としてそのまま出力されています。

255
255

次に基数を 2、8、16に変更して確認してみましょう。

console.log(num1.toString(2));
console.log(num1.toString(8));
console.log(num1.toString(16));

実行結果は以下のとおりです。

255は2進数で「11111111」、8進数で「377」、16進数で「ff」となります。

11111111
377
ff

 

まとめ

今回の記事ではJavaScriptのtoString()メソッドの使い方を学習しました。

toString()メソッドを有効に活用していきましょう。

 

執筆してくれたメンター

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。 守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。 その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。 仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。 通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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