JavaScriptで割り算の余りを求める方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptで割り算の余りを求める方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• 割り算の商の求め方
• 割り算の余りの求め方
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

割り算の商の求め方

割り算を行った答えの整数部分を商と呼びます。

JavaScriptは割り算を行うと小数点以下も含めて計算してしまうため、Math.floor()関数を用いて引数の値以下の最大の整数を求めることで商を求めます。

Math.floor(値)

Math.floor()関数について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。

Math.floor()
 

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割り算の余りの求め方

割り算の余りを求めるには「%」演算子を使用します。例えば以下の結果は2になります。

10 % 4

JavaScriptにはこの他にも多くの算術演算子があります。算術演算子について、詳しくは以下の記事も参考にしてください。

MDN – 算術演算子
 

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムでは、割り算の商と余りの求め方について確認します。実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行いましょう。

はじめは単に「/」演算子を使用して割り算を実行してみます。

console.log(355/113);

実行結果は以下のとおりです。「/」演算子を使用すると小数点以下も含めて計算されることが分かります。

余談ですが、今回の例で使用した「355/113」は円周率を近似できる分数として知られています。以下のように「3.141592」と小数点以下6桁まで正しい値となっています。

3.1415929203539825

それでは次に Math.floor()関数を用いて商を求めてみましょう。

console.log(Math.floor(355/113));

実行結果は以下のとおりです。

3

余りを求めるには「%」演算子を使用します。

console.log(355 % 113);

実行結果は以下のとおりです。

16

「%」演算子を使用して商を求めることもできます。最初に「もととなる値から余りを引いた値」を計算し、それを割ることで商を求めるという考え方です。

console.log((355 - 355 % 113) / 113);

実行結果は以下のとおりです。

3

検算をして確かめてみましょう。

console.log(355 - 16);

console.log(339 / 113);

実行結果は以下のとおりです。確かに商と余りが求められていることが分かります。

339

3

 

まとめ

今回の記事ではJavaScriptで割り算の余りを求める方法を学習しました。
 

筆者プロフィール

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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