Pythonで複数のグラフを重ねて描画する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonで複数のグラフを重ねて描画する方法について現役エンジニアが解説しています。Pythonではグラフの描画にMatplotlib、線グラフの描画にはpyplotモジュールが使われます。pyplotモジュールを使って複数のグラフを重ねて描画する方法を解説します。
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監修してくれたメンター
nakamoto
Pythonで複数のグラフを重ねて描画する方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Pythonで複数のグラフを重ねて描画することで、よりわかりやすいデータ表示が可能になります。
実務でもPythonを利用して機械学習など行う際に、複数のグラフを重ねた表示をしますので、ぜひ学習してみてください。
目次
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonで複数のグラフを重ねて描画する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
この記事では、Pythonにおいて複数の2次元グラフを1つの画像にして、重ねて描画する方法について解説します。
グラフを描画する方法
まずは、1つの2次元の線グラフを描画する方法について解説します。
Pythonでグラフを描画する際に、よく使われているライブラリがMatplotlibというライブラリです。
Matplotlibは、マットプロットリブという読み方をします。
Matplotlibは、線グラフ以外にもさまざまな形式のグラフを記述できます。
線グラフを描く方法
線グラフを描くには、pyplotモジュールのplotメソッドを用います。
y軸に関するデータとx軸に関するデータを用意して、次のように記載します。
オプション部分では、点の形を指定するmarker、線の色を指定するcolor 、線の形を指定するlinestyleを変更できます。
plt.plot(x軸の値, y軸の値, オプション)
線グラフの表示手順
plt.plotメソッドで線グラフの指定をした後、次のような実装をして表示をわかりやすくします。
plt.titleでは、グラフのタイトルを表示します。
plt.xlabelでは、x軸のラベルを表示します。
plt.ylabelでは、y軸のラベルを表示します。
plt.title("グラフのタイトル")
plt.xlabel("x軸のラベル")
plt.ylabel("y軸のラベル")
最後に、実際にグラフを描写するため、plt.show()メソッドを利用します。
plt.show()
複数のグラフを重ねて描画する方法
ここでは、複数のグラフを重ねて描画する方法について説明します。
基本的には、1つのグラフを描画することを繰り返せばよいだけです。
2つのグラフを重ねて描画する
2つのグラフを重ねて描画する場合には、グラフに描画する2種類のデータを用意し、次のようにplotメソッドを2回用いれば良いです。
plt.plot(x軸の値1, y軸の値1, オプション)
plt.plot(x軸の値2, y軸の値2, オプション)
2つのグラフを明確に区別する
2つのグラフを明確に区別するために、オプションメソッドを使って色や点についての設定をしておくと、グラフを描画したときにわかりやすく描写できます。
plt.plot(x軸の値1, y軸の値1, marker = "o", color = "red")
plt.plot(x軸の値2, y軸の値2, marker = "v", color = "blue)
実際に描画してみよう
実際にコードを書いて実行することで、グラフの描画方法について確認してみましょう。
#ライブラリのインポート
>>> import matplotlib.pyplot as plt
#1つ目の表示するデータを用意
>>> x1 = [100, 200, 300, 400, 500, 600]
>>> y1 = [10, 20, 30, 50, 80, 130]
#2つ目の表示するデータを用意(1つ目のデータを利用)
>>> x2 = x1
>>> y2 = x1
#1つ目のデータをplotメソッドでプロット
>>> plt.plot(x1, y1, color = 'red', marker = 'o')
出力: [<matplotlib.lines.Line2D object at 0x000001E0F3892358>]
#2つ目のデータをplotメソッドでプロット
>>> plt.plot(x2, y2, color = 'blue', marker = 'v')
出力: [<matplotlib.lines.Line2D object at 0x000001E0EEC04400>]
>>> plt.show()
以上を実行すると、下のようなグラフを表示できます。
まとめ
この記事ではPythonにおいて複数のグラフを重ねて描画する方法について解説しました。
Matplotlibというライブラリを利用することで、グラフの描写をかんたんに実装できました。
データサイエンスや機械学習でもグラフの描画は必須事項ですので、グラフの描画を試してみてください。
内容が分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
Pythonを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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