Ruby on Railsのgroup_byの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRuby on Railsのgroup_byの使い方について現役エンジニアが解説しています。group_byとは、集合を色々な条件でグルーピングすることが出来るメソッドです。配列やハッシュ値についてgroup_byメソッドを使ってグループ化します。group_byの書き方や使い方について解説します。
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Ruby on Railsのgroup_byの使い方について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Ruby on Railsのgroup_byの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
Railsのgroup_byとは?
group_byとは、集合を色々な条件でグルーピングできるメソッドです。
group_byを使う理由
集合をグルーピングしたい場合、集合の要素の数だけ繰り返し処理してチェックするようなコードとなり、パターン化できそうな処理になります。それをシンプルなコードで実現できるのがgroup_byです。
group_byの書き方
集合.group_by {ブロック}
と書きます。ブロックを評価した結果をキー、対応する要素の配列を値とするハッシュを返します。
実際に書いてみよう
1.配列をグルーピング
配列に対してgroup_byを使ってみます。
score = [70, 100, 90, 95, 80] puts score.group_by {|s| s >= 80}
と書くと、scoreが80以上(true)と、そうでないもの(false)に以下のようにグルーピングされます。
{false=>[70], true=>[100, 90, 95, 80]}
単純に数字ごとに集計もできます。
array = [1, 2, 3, 2, 3, 4, 3, 4, 5, 4, 5, 6] puts array.group_by{|a| a}
と書くと、数字ごとに一旦グルーピングされます。
{1=>[1], 2=>[2, 2], 3=>[3, 3, 3], 4=>[4, 4, 4], 5=>[5, 5], 6=>[6]}
こちらは、
puts array.group_by(&:itself)
とも書いても同じ結果です。さらに、
puts arr.group_by(&:itself).map{ |key,value| [key, value.count] }.to_h
と書きます。結果をto_hでハッシュに変換しています。数字ごとに分類してそれぞれの数を以下のように集計できます。
{1=>1, 2=>2, 3=>3, 4=>3, 5=>2, 6=>1}
2.ハッシュをグルーピング
group_byはハッシュにも使えます。
people = [ {id: 1, age: 20, gender: "male"}, {id: 2, age: 25, gender: "male"}, {id: 3, age: 30, gender: "male"}, {id: 4, age: 20, gender: "female"}, {id: 5, age: 25, gender: "female"}, ] puts people.group_by {|p| [p[:gender]]}
と書くと、genderごとにグルーピングされます。
{["male"]=>[{:id=>1, :age=>20, :gender=>"male"}, {:id=>2, :age=>25, :gender=>"male"},{:id=>3, :age=>30, :gender=>"male"}], ["female"]=>[{:id=>4, :age=>20, :gender=>"female"},{:id=>5, :age=>25, :gender=>"female"}]}
まとめ
group_byは、集合をグルーピングするのに使われます。集合を簡潔に分類したい時に使ってみてください。
筆者プロフィール
伊藤広明(いとうひろあき)
1990年代からソフトウェア開発を仕事としてはじめ、2000年ごろからWEBエンジニアの仕事にも従事。 作れるもの:Webシステム、スマホアプリ |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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