Rubyでbytesとhexを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyでbytesとhexを使う方法について現役エンジニアが解説しています。bytesとは、文字列を数値に変換して配列で返すメソッドです。hexとは、16進数の文字列を10進数に変換して取得するメソッドです。Rubyのbytesやhexメソッドの書き方や使い方について解説します。
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Rubyでbytesとhexを使う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyでbytesとhexを使う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
bytesとhexの違いとは
bytesもhexもRubyが提供しているメソッドですが、使う目的が異なります。
bytesは、ある文字列の中身がどんな数値のなっているかを配列で取得するメソッドです。hexとは、対象の16進数の文字列を10進数に変換して取得するメソッドです。
どちらも変換したい文字列に対して使うので、使い方は同じですが、戻り値は全く異なります。
bytesとhexの使い方
bytesは、
result = 文字列.bytes
と使います。文字列は、どんな長さの文字列でも指定できます。戻り値は数値の配列です、数値は、文字列に含まれる文字数の分だけ取得できます。
hexも、
result = 文字列.hex
と使います。文字列は、どんな長さの16進数の文字列でも指定できます。戻り値は、1つの10進数の数値です。
実際に書いてみよう
bytesメソッド
bytesメソッドを使って、バイト列を取得します。
str = "abc" result = str.bytes p result
と書きます。実行すると、
[97, 98, 99]
と表示されます。この例では、result変数には3つの数値を持つ配列が戻ります。
数値はそれぞれ10進数の数字です。aの文字コードが97、bの文字コードが98、cの文字コードが99です。
対象の文字列が空の場合、
str = "" result = str.bytes p result
を実行すると、
[]
と表示されます。文字列が空文字列の場合は、空の配列が戻ります。
hexメソッド
次に、hexメソッドを使って、数値を取得します。
str = "1f" result = str.hex p result
と書きます。実行すると、
31
と表示されます。16進数の1fは10進数の31です。少し長めの文字列でも変換できます。
str = "fffff" result = str.hex p result
この場合、16進数のfffffは10進数の1048575なので、
1048575
と表示されます。
対象の文字列が、プログラミングで一般的な16進数表記だった場合、
str = "0x1f" result = str.hex p result
こちらも
31
と表示されます。”0x”という接頭辞は無視されます。これ以外では、”0X”や”_”(アンダースコア)も無視されます。
str = "0X1f" result = str.hex p result
str = "1_f" result = str.hex p result
どちらも結果は
31
となります。
もし空文字列だった場合、
str = "" result = str.hex p result
0
と表示されます。文字列が空文字の場合は、0を戻します。
まとめ
bytesは、文字列の中身を数値の配列で取得したい時に使います。
hexは16進数文字列を10進数の数値に変換したい時に使います。どちらも使う機会があれば使ってみてください。
筆者プロフィール
伊藤広明(いとうひろあき)
1990年代からソフトウェア開発を仕事としてはじめ、2000年ごろからWEBエンジニアの仕事にも従事。 作れるもの:Webシステム、スマホアプリ |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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