Photoshopを使ってベジェ曲線を描く方法【初心者向け】
Photoshopで【ベジェ曲線を描く方法】を初心者向けに解説した記事です。Illustratorで描くことが多いですが、Photoshopでも「ペンツール」を使って描くことができます。パスの塗りつぶしなども合わせて紹介。
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ベジェ曲線とはコンピューターグラフィックにおいて主に図形や文字を描画する際に使用されるもので、始点・終点などの座標を元に形成されています。一般的には、Adobe Illustratorを使って描くことが多いです。
Photoshopではこのベジェ曲線を「ペンツール」機能を使用することによって作成できます。
目次
(※今回の作業はすべてAdobe PhotoShop CCのバージョンでおこなっています)
田島メンター!!ベジェ曲線って何ですか~?
点と点の間を滑らかな曲線になるように計算して描画されるベクター形式の線だよ。
Photoshopでは「ペンツール」で描画することができるんだ。
ペンツールってなかなかよく分からなくて、あまり触ったことがないです……
いくつかのポイントを押さえれば、思った通りの線が引けるようになると思うよ。
早速やってみよう。
Photoshopでベジェ曲線の図形を描画する方法
画面左のツールパネルからペンツールアイコンを右クリックし、一番上の「ペンツール」を選択します。
カンバス内の適当なところでクリックしてみましょう。
次に、少し離れたところで同じようにクリックすると点と点が直線で繋がれました。
この各点を「アンカーポイント」、間の線を「パス」と言います。
今度は別の場所で、クリックした指を離さずにそのまま下方向にドラッグしてみましょう。
すると、ドラッグした方向とその180度反対の方向に直線が出てきます。
この直線は「ハンドル」と言い、向きや長さを調整して曲線の形状を調整できます。
この「ハンドル」がベジェ曲線を作成するときに重要になるので操作をよく覚えておこう。
操作しようと思ったら、新しいアンカーポイントが作成されちゃいました……
ハンドルを操作するときはCtrl(Macの場合はcommand)を押しながら触ることを心がけよう。
カーソルの形が変わるのでそれを目安にするといいよ。
ハンドルを回すことで曲線の形状を調整できます。
ハンドルはCtrl(command)を押しながら端の点をドラッグすることでいつでも操作が可能です。
以下のように、始点と終点が別の場所にある状態のパスを「オープンパス」と言います。
オープンパスに対して始点と終点が同じ位置にあるパスのことを「クローズドパス」と言います。
線を設定する方法
パスの上で右クリックし「パスの境界線を描く」を選択するとパスの形に沿って線を描画できます。
以下はパスに沿って線を描画した状態です。
画面左のツールパネルで描画色に設定されている色で線が描画されました。
内側を塗りつぶす方法
パスの上で右クリックし「パスの塗りつぶし」を選択するとパス内を塗りつぶすことができます。
クリックすると表示される「パスの塗りつぶし」ウインドウでは、色の設定を行うことができます。
以下はパス(クローズドパス)を塗りつぶした状態です。
オープンパスの場合は自動で始点と終点が結ばれ範囲が作成されます。
パスを選択範囲に変更する方法
パスの上で右クリックし「選択範囲を作成」を選ぶとパスの形状に沿って選択範囲が作成されます。
以下は選択範囲が作成された状態です。
塗りつぶしの時と同様に、オープンパスの場合は自動で始点と終点が結ばれ範囲が作成されます。
パスの形状を調整する方法
形状をより単純化したい時などは、アンカーポイントを少なくしてみましょう。
アンカーポイントの上で右クリックし「アンカーポイントを削除」でポイントを削除できます。
直線的な部分を滑らかな曲線にしたい時は、アンカーポイントにハンドルを追加してみましょう。
ペンツールアイコンを右クリックして「アンカーポイントの切り替えツール」を選択します。
ハンドルの作成されていないアンカーポイント上でドラッグすることで、ハンドルを後から追加できます。
アンカーポイントの位置を調整したい場合は、画面左のツールパネルから「パス選択ツール」を選びます。
アンカーポイントに合わせドラッグすると、ポイントを自由に移動させることができます。
作成したパスを全て削除したい場合は右クリックから「パスを削除」を選択します。
アンカーポイントとハンドル、このふたつの操作方法をよく知っておくのが基本だね。
後から図形の形を変えたいときはアンカーポイントを追加したり移動したり、ハンドルで操作したりしたらいいんですね。
ペンツールの操作はブラシツールと違って直感的にはあまりうまく動作しないけれど、ひとつひとつの操作やショートカットキーを丁寧に覚えていけば自由に使えるようになるよ。
はい!練習してみます!
まとめ
今回は、Photoshopでベジェ曲線を描く方法を、パスの描画に着目して紹介いたしました。
円形ツールなどで描画する「シェイプ」も、実はベジェ曲線で描かれたクローズドパスの図形になります。
ベジェ曲線が編集できると、ちょっとしたパスの修正が容易に行えて非常に便利です。
アンカーポイントやパス、ハンドルの操作などはIllustratorのペンツールとほぼ共通ですので、スキルのひとつとしてぜひ習得してみてください。
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これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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