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JavaScriptでnumberオブジェクトを使う方法【初心者向け】

プログラミング初心者向けにJavaScriptでnumberオブジェクトを使う方法について解説しています。数値型を扱う際に便利なオブジェクトです。いくつかサンプルを用意しているので、実際に書きながら覚えていきましょう。

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JavaScriptでnumberの使い方について解説しています。

出力する数字を指定することができるので、いくつか書きながら理解していきましょう。

また、入門向けのJavaSriptを学習できるサイトも紹介しているので、合わせてご覧ください。

 

なお本記事は、オンラインブートキャンプ フロントエンドコース(JavaScript・jQuery講座)の内容をもとにしています。

 

numberとは

numberはnumberオブジェクトと呼ばれ、数値型を扱うためのオブジェクトです。

numberオブジェクトには数値を整形するための各種機能が用意されていて、数値型の最大値 / 最小値や無限大 / 無限小のような値を表すための各種プロパティとメソッドが公開されています。

 

numberの書き方

ここでは、numberのメソッドを利用して数値を表現する例を紹介します。

文字列を小数点数に変換

var num1 = parseFloat("123.456");
console.log(num1);

 

文字列を整数に変換

var num2 = parseInt("123.456");
console.log(num2);

 

データ型を調べる

var num3 = new Number(123);
console.log(typeof(num3));

 

小数点以下5桁までを取得

var num4 = 123.456789;
console.log(num4.toFixed(5));

 

整数部含む5桁までを取得

var num5 = 123.456789;
console.log(num4.toPrecision(5)); // 123.46

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数値で表現できない結果を表すNaN

NaN(Not a Number)とは、数値で表現できない結果を表すために使用される特別な値です。 例えば「0を0で除算した」などの不正な演算が行われた場合に、結果としてNaNが返されます。

 

NaNが返ってくる例

var num6 = 0 / 0;
console.log(num6);

NaNかどうかを判定して、数値かそれ以外かで処理を分けるような使い方も出来ます。

 

数値かそれ以外かで処理を分ける例

var num7 = parseFloat("test");
if (isNaN(num7)) {
 console.log("数値ではありません");
} else {
 console.log(num7);
}

 

有限数かどうかを判断

isFiniteを使用すると有限数かどうかの判断が可能です。

今回はnum8に0を代入しているので、有限数です!と表示されます。

コード

var num8 = 0;
if (isFinite(num8)) {
  console.log("有限数です!");
} else {
  console.log("有限数ではありません。");
}

表示結果

整数かどうかを判断する例

num9に0.1という小数点数を代入して、整数かどうかの判断をしています。

今回は小数点数ですので、結果は整数ではありませんと表示されます。

コード

var num9 = 0.1;
if (Number.isInteger(num9)) {
  console.log("整数です!");
} else {
  console.log("整数数ではありません。");
}

表示結果

 

以上、numberオブジェクトの使い方について解説しました。

ここで紹介したnumberはほんの一例で、numberオブジェクトには他にも多くのプロパティやメソッドが存在します。

 

また、TechAcademyでは最短4週間でフロントエンドの技術が身につくフロントエンドオンラインブートキャンプを開催しています。

JavaScriptを使ってリッチなWebサービスを作りたい方はぜひご覧ください。

この記事を監修してくれた方

中本賢吾(なかもとけんご)
アジマッチ有限会社 代表取締役社長

開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。

その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。