ルーティング処理を行う!Expressで書くrouterの使い方【初心者向け】
初心者向けにExpressでのrouterの使い方について解説しています。ルーティング処理を行う際に重要な知識です。実際にルートパス「/」へのルーティング処理をプログラムを書いて説明しています。ぜひ参考にしてみてください。
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今回は、express routerについて解説します。
Node.js環境でexpressを使用して、ルーティングを行いたい場合に参考にしてみてください。
なお本記事は、TechAcademyのNode.jsオンライン講座の内容をもとに作成しています。
今回はExpressでルーティングを行う方法について見ていこう。
田島メンター!ルーティングというのは何をするんですか~?
ユーザーが特定の場所にアクセスしたときの応答を設定しておく機能なんだ。最初に基本の形を見て、次に実際の例で確かめてみよう。
はい!
Express Routerとは
Expressとは、Node.jsのフレームワークの一つです。
Routerとは、特定URIにアクセスした際に、どのファイルを実行するかを指定する機能です。
URIとはURLとURNという2種類の意味がを含んでいます。URLとはWEB上の住所を示します。ホームページのアドレスをイメージするとわかりやすいです。URNとはWEB上の名前を示します。
例えば、「https://techacademy.jp」にアクセスする場合、実際には、index.htmlが実行されている場合、Routerの機能を利用してルーティング処理を行った結果、index.htmlがhttp://techacademy.jpにアクセスした際に表示されています。
Express Routerの使い方
ExpressでRouterを利用する基本
基本構文
var app = express(); app.METHOD(PATH, CALLBACK);
解説
1行目のapp = express( );で、expressをインスタンス化して、app変数というオブジェクトにしています。
2行目のapp.では実際のルーティング処理を行います。
指定内容は次の3種類を基本構文とします。
METHOD部分には、getやpostやputやdelete等を指定することで、動作内容を指定します。
PATH部分には、URLルーティング処理を行うパスを指定しています。パスとは、サーバー内のファイルの位置を示す住所のようなものです。
CALLBACK部分には、PATHに一致した際に行う処理を指定しています。
ルーティングの基本の形になるよ。
METHOD・PATH・CALLBACKにあたる部分を状況に応じて埋めていくんですね。
そうだね。それでは次は、これらを実際に記述した場合の例で確認してみよう。
ExpressでRouterを使ってみよう
ルートパス / へのルーティング処理を行います。
ソースコード
var express = require('express'); var app = express(); app.get("/", function (request, response) { response.send("Hello World"); });
解説
1行目では、expressを利用してappへインスタンス化しています。
2行目のMETHOD部分にgetを指定してPATHで指定した箇所にアクセスした際にgetする処理を指定しています。
getとはページを読み込むようなイメージです。
PATHには、”/”を指定することで、ルートパスを指定しています。
ルートパスとは、http://techacademy.jpというサイトであれば最も上位に位置する場所を示す、http://techacademy.jpの位置を意味します。
CALLBACK部分には、ルートパスにアクセスした場合の処理を指定しています。
今回は、ルートパスにアクセスした場合、response.send(“Hello World”);で指定してあるようにHello Worldを返します。
今回は、express routerについて解説しました。
ルーティング処理を行う際にぜひ参考にしてみてください。
具体的な書き方の例を見てみたよ。
今回はルートパスにアクセスして、指定した文字列が表示されるようになっているという形ですね。
ルーティングはWebアプリケーションを作成する際必ず使うことになるので、実際に動作させて確認しながら学習してみよう。
了解です。ありがとうございました!
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Node.jsを使ってWebアプリケーションを開発することができます。
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この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |