Javaプログラムにおけるlong型の使い方【初心者向け】
初心者向けにJavaの整数型の1つであるlong型の使い方について詳しく解説しています。int型とは別に大きな整数を扱う時にlong型(64ビット整数)を使用しますが、実際にソースコードを書いて説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
この記事ではJavaの整数型の一つlong型について説明します。
int型(32ビット整数)の範囲におさまらないような、大きな整数を扱う時にlong型(64ビット整数)を使います。
なお本記事は、TechAcademyのJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
long型の使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
long型とは
long型は64ビット整数です。
最大値は263-1です。(Long.MAX_VALUE)
最小値は-263です。(Long.MIN_VALUE)
なぜlong型が必要なのか
Javaでよく使うのはint型、32ビット整数です。
最大値は231-1です。(Integer.MAX_VALUE)
最小値は-231です。(Integer.MIN_VALUE)
この範囲を超過すると(桁あふれ、オーバーフロー)、正しく計算を行えません。
このように大きな整数(int型におさまらないもの)を扱う時にlong型を使います。
long型の書き方
intと同じように変数名の前で型を指定します。
long n = 0;
実際に書いてみよう
int型におさまらないような、大きな整数を扱う例です。
ソースコード
public class LongDemo { public static void main(String [] args) { int m = 2147483647; System.out.println(m); m += 1; System.out.println(m); long n = 2147483647; System.out.println(n); n += 1; System.out.println(n); } }
実行結果
2147483647 -2147483648 2147483647 2147483648
解説
int型の変数mを宣言します。初期値は2147483647とします。これはint型の最大値です。
mをインクリメントします。本来、2147483648になるべきですが、オーバーフローが発生し、-2147483648になってしまいました。
long型の変数nを宣言します。同様に初期値は2147483647とします。
nをインクリメントします。今度は正しく計算でき、2147483648になりました。
以上、Javaのlong型について解説しました。
入門向けJavaの学習サイトもまとめているので、合わせてご覧ください。
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
また、オンラインのプログラミングスクールTechAcademyでは、Java講座を開催しています。
JavaやServletの技術を使ってWebアプリケーションの開発を学ぶことができます。
現役エンジニアがパーソナルメンターとして受講生に1人ずつつき、マンツーマンのメンタリングで学習をサポートし、習得することが可能です。