Pythonでバックスラッシュを使ってエスケープする方法【初心者向け】
初心者向けにPythonでバックスラッシュを使ってエスケープする方法について解説しています。エスケープ文字を使うことで文字列内に改行やタブなどの処理を入れることができます。代表的なエスケープシーケンスとその書き方を覚えましょう。
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Pythonでバックスラッシュを使ってエスケープする方法について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
バックスラッシュを使ってエスケープする方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
バックススラッシュとは
Python で文字列を表現するときは、ダブルクォーテーション、またはシングルクォーテーションで囲って以下のように記述します。
"こんにちは!"
'こんにちは!'
では、文字列の中で改行を表現したり、ダブルクォーテーションで囲った文字列の中でダブルクォーテーションを表現するにはどうしたら良いでしょうか。このような、特殊な文字を表現する際に使用するのがバックスラッシュです。
例えば、改行を表現するにはバックスラッシュを使い「n」と記載します。
なお、バックスラッシュは、パソコンがMac と Windows の場合で入力方法と表示が異なります。 Mac の場合は option を押しながら ¥ を押すと「」と表示されます。 Windows の場合は 「/」の右隣りの「」キーを押すと「¥」と表示されます。
エスケープする書き方
バックスラッシュを用いて特殊な文字を表現することをエスケープシーケンスといいます。代表的なエスケープシーケンスには以下のような種類があります。
エスケープシーケンス | 意味 |
a | ベル |
b | バックスペース |
f | 改ページ |
n | 改行 |
r | キャリッジリターン |
t | 水平タブ |
v | 垂直タブ |
「」そのもの | |
“ | 「”」ダブルクォーテーション |
‘ | 「’」シングルクォーテーション |
nnn | 8進数nnnでASCIIコードの文字を指定 |
xnn | 16進数nnでASCIIコードの文字を指定 |
uhhhh | 16進数hhhhでUnicodeの文字を指定 |