Pythonのpycファイルを作成する方法【初心者向け】
初心者向けにPythonのpycファイルについて解説しています。これはPythonでモジュールをインポートした際に自動で作成されるファイルです。pycファイルの扱い方の基本を覚えておきましょう。ソースコードを書きながら説明しています。
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Pythonのpycファイルについて解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
pycファイルについて詳しく説明していくね!
お願いします!
pycファイルとは
Pythonでモジュールをインポートすると、拡張子pycのファイルができます。
pycファイルは、pyファイル(ソースコード)をコンパイルした結果のバイトコードを含むファイルです。
Pythonはソースコードをバイトコードにコンパイルしてから実行します。Pythonはバイトコードを保存しておくことで、コンパイル時間を短縮しています。
pycファイルの作成方法、削除方法
pycファイルの作成(更新)タイミングは以下の2つです。
- モジュールのインポート初回。そのモジュールのpyファイルをpycファイルにコンパイルします。
- モジュールのインポート2回目以降で、既にpycファイルが存在するが、pyファイルと比較しタイムスタンプが古い場合。pyファイルに変更があったということなので、pyファイルをpycファイルに再コンパイルします。
一般に、ユーザが手動でpycファイルを作成する必要はありません。Pythonが必要に応じてpycファイルを作成します。
pycファイルは削除してもかまいません。次にモジュールをインポートしたタイミングで、pycファイルが再作成されます。
実際に書いてみよう
手動でpycファイルを作成するには、py_compileモジュールを使います。
サンプルコード
sample.py というモジュールがあるとします。
インタプリタで以下のコードを実行します。
>>> import py_compile >>> py_compile.compile('sample.py') '__pycache__sample.cpython-37.pyc'
実行結果
インタプリタの出力の通り、__pycache__フォルダ内に、sample.cpython-37.pycというファイルができあがりました。
監修してくれたメンター
橋本紘希
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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