Pythonで色のRGBを変更する方法【初心者向け】

Pythonで色のRGBを変更する方法 (PythonのライブラリOpenCVの使い方)について解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

RGBとは(OpenCVにおいてはBGR)

RGBとはRed(赤), Green(緑), Blue(青)の略で、色の三原色のことです。これら3色を適切な割合で混ぜあわせると全ての色を表現できます。

例えば赤:緑:青の比率が1:1:0だと黄色、1:0:1だと紫色になります。

OpenCVは、Open Source Computer Vision Libraryの略で、CGと機械学習のライブラリです。OpenCVライブラリを使うと、静止画や動画の中で、顔を認識したり、物体を抽出したり、色を修正することができます。

また、C++, Java, Pythonなど多数のプログラミング言語で、OpenCVライブラリを利用できます。OpenCVライブラリでは、色の三原色をBGRと表現しています。

 

RGBを変更する方法(OpenCVの関数の使い方)

PythonでOpenCVを利用するには、opencv-pythonモジュールが便利です。

以下のコマンドでインストールします。

pip install opencv-python

正常にインストールできたか確認するには、Pythonインタプリタで以下の通り実行します。

>>> import cv2

 

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実際に書いてみよう

PNG画像を読み込み、指定したピクセルのBGR値を表示します。

また、画像の色を部分的に変更します。

サンプルコード

import cv2

WIDTH = 130
HEIGHT = 41

img = cv2.imread('opencv.png')
print(img[15, 30])

for x in range(HEIGHT):
    for y in range(WIDTH):
        b, g, r = img[x, y]
        if (b, g, r) == (255, 255, 255):
            continue
        img[x, y] = 0, g, r

cv2.imwrite('edit.png', img)

 

実行結果

以下のように出力されました。

[36 74 247]

Y座標15, X座標30のBGRの値は36, 74, 247のオレンジ色とわかりました。

元の画像はこちらです。”OPENCV”という文字を複数の色で記述しました。

変更後の画像はこちらです。

 

解説

1行目でopencv-pythonモジュールをインポートしています。

6行目でopencv.png画像ファイルを読み込み、7行目でY座標15, X座標30のBGR値を取得し表示しました。

9-14行目で画像の各ピクセルに順次アクセスします。白色(255, 255, 255)の場合は色を変更せずにスキップしました。

14行目で画素のB(青)値をゼロに設定しました。

16行目で変更した画像を、edit.png画像ファイルに書き込みました。

 

監修してくれたメンター

橋本紘希 システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。

 

 

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