Pythonのスライスによるリストデータの扱い方について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのスライスによるリストデータの扱い方について解説しています。スライスを使うことでリストデータから特定の要素を指定して取得することができます。スライスの指定方法の基本について、実行例を見ながら覚えましょう。
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Pythonのスライスによるリストデータの扱い方について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
スライスによるリストデータの扱い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
スライス(slice)とは
「スライス」というのはリストデータの要素を指定するための方法の1つです。
「スライス」を使うことによって、複数の要素を一気に指定することができたり、リストの要素を逆順にする操作や、1つ飛び、2つ飛ぶで要素を取得する操作などをfor文や他の関数、メソッドを使うことなく、かんたんに実現することができます。
スライス(slice)の使い方
スライスを使うポイントは3つあります。
1つ目が「スタート」の指定、2つ目が「ストップ」の指定、3つ目が「ステップ」の指定です。
それぞれ説明していきます。
まず、「スタート」についてです。
「スタート」は、要素をどこから取得するかの指定で、要素の取得をし始めたいところのインデックスを指定します。
次に、「ストップ」についてです。
「ストップ」には、要素の取得を終わりたい場所のインデックスに1プラスしたものを指定します。
5番目の要素(インデックスは4)までを取得したい場合は、「ストップ」に5(=4+1)を指定しましょう。
最後に「ステップ」についてです。
「ステップ」は、要素を取得するときに何個飛ばしで取得していくかです。
例えば、「ステップ」に1を指定すると順番に1つずつ要素を取得し、2を指定すると1個飛ばしで要素を取得します。
「ステップ」にマイナスの要素を指定すると、逆順に要素を取得していきます。
以上の3つのポイントは、
リストデータ[スタート: ストップ: ステップ]
のようにして指定します。それぞれの引数は省略できます。
例えば、
list1 = ['a', 'b', 'c', 'd', 'e', 'f', 'g']
というリストの’b’から’f’までを1つ飛ばしで取得したいときは、
list1[1:6:2]
という指定の仕方をします。
スライス(slice)を利用してリストデータを部分選択してみよう
では、実際にスライスを利用したリストデータの取得を行ってみましょう。
>>> list1 = ['a','b','c','d','e','f','g','h'] >>> print(list1[1:6:])# インデックス番号が1~6までを一挙に取得 出力: ['b', 'c', 'd', 'e', 'f'] >>> print(list1[1:6:2])# インデックス番号が1~6までを1つ飛ばしで取得 出力: ['b', 'd', 'f'] >>> print(list1[::-1])# すべての要素を逆順で取得 出力: ['h', 'g', 'f', 'e', 'd', 'c', 'b', 'a'] >>> print(list1[::2])# すべての要素を1つ飛ばしで取得 出力: ['a', 'c', 'e', 'g']
このようにスライスでデータを取得できたことを確認できました。
まとめ
この記事では、リストデータをスライスで取得する方法を説明しました。
リスト以外のデータでも使うことができるので覚えておくことをオススメします。
監修してくれたメンター
メンターOS
AIプログラミングを使って開発を行う。 プログラミング歴は約3年でPythonは割と得意。好きな物理理論は一般相対性理論で動物も好き。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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