PHPで拡張モジュールファイルを確認する方法【初心者向け】

PHPで拡張モジュールファイルを確認する方法について解説します。

モジュールファイルとは何なのかも解説しているので、初心者の方もぜひチェックしておくと良いでしょう。

 

そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

モジュールファイルとは

PHPインタプリターはC言語で記述され Laravelフレームワークと同様に小さなソースファイルに分割されています。

このソースファイルをコンパイルしてオブジェクトファイルに変換します。

このときに機能ごとにまとめてモジュール化し保存します。

各モジュールは基本機能と拡張機能に分けて作られています。

PHPは基本機能だけでもたくさんのモジュールを含んでいますが、利用頻度が低いものは組み込まずに後から追加できるような構成となっています。

この追加可能なモジュールのことを拡張モジュールと呼んでいます。

これらのモジュールをリンカでまとめて実際に実行可能なファイル（ロードモジュールとも呼びます）にしたものがPHPインタープリタです。

 

PHPのモジュールファイルの確認方法

コマンドラインから下記のコマンドで現在利用可能な拡張モジュールが表示されます。

php -m

また、get_loaded_extensions() 関数を実行すると同様の内容が配列で受け取れます。

どんな拡張モジュールが利用できるかは公式ドキュメントにも記載されていますので参考にしてください。
php.net-extensions

 

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実際に書いてみよう

拡張モジュールの一つSimpleXMLElementを使ってみましょう。

SimpleXMLElementの使い方は簡単で、他のclassと同様にインスタンス化してメソッドをコールするだけです。

<?php

// 読み込ませる xml データ
$xml = <<<EOT
<meibo>
    <person>
        <name>佐藤</name>
        <age>29</age>
    </person>
    <person>
        <name>山田</name>
        <age>35</age>
    </person>
    <person>
        <name>佐々木</name>
        <age>26</age>
    </person>
</meibo>
EOT;

$meibo = new SimpleXMLElement($xml);  // 拡張モジュールのインスタンス化

foreach ($meibo as $person) {  // 子要素 <person> の回数だけ繰り返す
    foreach ($person as $attribute) {  // 子要素 <name> と <age> の回数だけ繰り返す
        echo $attribute->getName(), ':', $attribute, PHP_EOL;  // タグ名と内容を取得し表示
    }
    echo PHP_EOL;  // <person> の区切りで改行
}

実行結果

$ php ext.php
name:佐藤
age:29

name:山田
age:35

name:佐々木
age:26

 

この記事を監修してくれた方 大網 清和（おおあみきよかず ） 現在は派遣スタッフとして Laravel で大手ポータルサイトの開発業務をしています。 プログラム歴は長く中学生の頃から始めて35年くらいになります。古くは BASIC、C、COBOLなどを経験し SQL を集中的に使っていた時期もあります。 Web の開発はまだ2年位とあまり長くは無いですが、プログラミングの楽しさを伝えられたら良いなと思っています。

 

 

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