PHPのグローバル変数とローカル変数の扱い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

今回は、PHPのグローバル変数とローカル変数の扱い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

PHPについてそもそもよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、PHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

グローバル変数とは

グローバル変数とは、ファイル全体で有効な変数のことを指します。

ファイル内で定義されたグローバル変数は、ファイル内のどの関数からも呼び出して使うことが可能です。

下記がコード例です。

<?php
$グローバル変数名 = グローバル変数の値;
function 関数名()
{
  global $グローバル変数名;
}
関数名();
?>

コード2行目でグローバル変数を定義しています。

ローカル変数が関数内で定義されるのに対して、グローバル変数はどこの関数にも属していない場所で定義されていることに注目しましょう。

コード5行目では関数内でグローバル変数を呼び出しす役割があります。

これでコード３行目から6行目の関数内でグローバル変数を使用することを可能としています。

 

ローカル変数とは

ローカル変数とは、決められた範囲内でしか使えない使用範囲が限定されている変数のことを指すものです。

例えば、関数の中で変数を定義した場合は、原則その関数内でしか変数を使うことができません。

下記のような文法でローカル変数が使用できます。

<?php
function 関数名();
{
  $ローカル変数名 = ローカル変数の値;
}
関数名();
?>

この場合、コード4行目で定義した変数はコード２行目から５行目までの関数内でしか使用できないことに注意が必要です。

 

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関数でグローバル変数を使う場合

それでは、グローバル変数を実際に使用するコードを作成していきましょう。

<?php
$hoge = "グローバル変数";
function foo()
{
  global$hoge;
  echo$hoge;
}
foo();
?>

実行すると、コード3行目で定義したグローバル変数の値が返されることが確認できます。

 

関数でローカル変数を使う場合

それでは、ローカル変数を実際に使用するコードを作成していきましょう。

<?php
function foo()
{
  $hoge = "ローカル変数";
  echo$hoge;
}
foo();
?>

実行すると、コード4行目で定義したグローバル変数の値が返されることが確認できるでしょう。

今回は、PHPのグローバル変数とローカル変数の扱い方について紹介しました。

プログラムの内容によっては、変数をグローバル変数として共有する事でコードの簡略化や拡張性の向上など様々な効果が見込めるため、習得して積極的に活用していきましょう。

 

執筆してくれたメンター

菅繕久（すがよしひこ） 現在はフリーランスのエンジニアをしていてプログラミング歴は8年目になります。 普段は Python、FileMaker等を使って様々な業務で活用できるIoTプロダクトRPAツールを作成しています。 開発実績としては、業務自動化ツール(在庫管理・発注・ファイル操作 etc)、電子カルテシステム、ロボット用プログラムなどがあります。 TechAcademyではPythonコースを担当しております。

 

 

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