【テンプレあり】内祝いの正しい書き方のポイントを、例文と併せて解説
結婚や出産など、おめでたいことがあった場合にいただいたお祝いにお返しすることを内祝いと認識している方も多いと思います。 しかし、内祝いとは本来、慶事のおすそ分けという意味合いがあり、お祝いをいただいたことへのお返しではありません。 昨今では、「お返し」として扱われることが増え、マナーも多様化している内祝い。 今回は内祝いの正しいマナー、そして書き方を紹介します。
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自分におめでたいことがあったときに頂いたお祝いのお返しをするのが内祝いです。
この内祝いはどのようなものをどういった言葉で返せばいいかわからないという方も多いはず。
今回は具体例や例文をもとに内祝いに関するしきたりを解説していきます。
内祝いとは
内祝いとは、身内の中でおめでたいことがあった際に、喜びをおすそ分けするという意味があります。近所の人や親せきなど日頃お世話になっている人に贈り物をし、その喜びを分け合うというのが本来の意味です。
しかし、昨今では、いただいたお祝いに対する「お返し」という意味で使われることが多くなりました。そのため、本来の意味合いで内祝いをすると、かえって相手に気を使わせてしまうことになりかねません。内祝いをする際は相手との関係性などを十分に考えて行いましょう。
また、お返しの意味で贈り物をする場合は、礼状などの添え状も一緒に送付します。その際に、「お返し」の文言を使うのは失礼にあたるため気を付けましょう。
内祝いの基本構成
お祝いをいただいた際に、お返しに内祝いとして半額程度の贈り物をします。そして、礼状も添えるようにしましょう。
お礼状には決められた書式はありませんが、必ず入れておきたいポイントが3つあります。
- お祝いをいただいたことへのお礼の言葉
- 内祝いとして贈り物を送ったことを伝える言葉
- 今後のお付き合いに対する言葉
以上のポイントを抑えて、礼状を作成しましょう。
書き方の例
内祝いの礼状は縦書きの右詰で書くようにしましょう。
また、礼状を書く際は必ず封書である必要があります。はがきは略式になり、相手に失礼にあたるため気を付けましょう。
- 頭語 (拝啓、謹啓など)
- 時候の挨拶
- 相手を気遣う言葉
- お祝いへのお礼の言葉
- 内祝いの品を贈った事を伝える言葉
- 近況や抱負など
- 今後のお付き合いをお願いする言葉
- 結びの挨拶
- 結語 (敬具、敬白など)
- 日付
- 住所
- 名前 (夫婦の連名)
- 宛先
書き方のNG例
- 文章の中に「お返し」という言葉は入れないようにしましょう。本来の内祝いはお返しの意味合いがないため、相手に失礼になってしまいます
- 忌み言葉は入れないようにしましょう。「別れる」「切れる」「死ぬ」「病む」などの不吉な言葉はお祝いごとにはふさわしくありません
不幸を連想させる言葉は避けるようにしましょう。
- 句読点は入れないようにしましょう。句読点は文字を区切ることから、「途切れる」「切れる」などの言葉を連想させるため縁起がよくありません。礼状の文章には入れないようにしましょう。
テンプレート
結婚のお祝いに対するお礼状のテンプレートです。
謹啓
晩秋の候 〇〇様におかれましてはご清祥のごととお喜び申し上げます
この度は、私どもの結婚に際し過分なお祝いを賜り誠にありがとうございました
お礼のしるしに 心ばかりの品をお贈りします ご笑納いただければ幸いです新居に落ち着いて〇〇週間 ようやく新しい生活に慣れてきたところです 今後は二人で力を合わせ 明るい家庭を築いていく所存です
どうか温かくご指導くださいますようお願い申し上げます末筆ながら 〇〇様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
敬白
平成〇〇年〇月〇日
〒123-4567 〇〇県〇〇市(自分の住所)
田中太郎
花子〇〇 〇〇〇 様
まとめ
内祝いは、おめでたいことをいつもお世話になっている方に報告する大切な意味合いがあります。また、慶事をお祝いしてくれた方への感謝の気持ちも忘れてはいけません。
今後の関係をより良好なものにするためにも、失礼のない適切なマナーで、内祝いを贈りましょう。そのために、書き方の決まりやマナーをしっかりと確認することが大切です。
大切なお祝い事に関することなので、マナーを守り、正しいお礼状を添えて、相手に良い印象を与えるようにしてください。
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