Rubyのソースコードを暗号化する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyのソースコードを暗号化する方法を現役エンジニアが解説しています。今回はpitというアカウント管理ライブラリとyamlファイルを使ってソースコードの一部を置き換える方法についてみていきたいと思います。
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Rubyのソースコードを暗号化する方法について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
ソースコードを暗号化する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
Rubyのソースコードを暗号化するには
ソースコードの中に生のアカウント名やパスワードを記述するのは、第三者から悪用される危険がありセキュリティ上問題です。
そこで今回はpitを使用してパスワードやトークンをyamlファイルに記載して、直接書かなくても済むやり方を解説します。
pitで暗号化する方法
まずは、pitをターミナルで以下のコマンドを使用してインストールします。
gem install pit
そしてpitを使用するファイルの中で
require 'pit'
を書くことで、pitを使用できる様にします。pitは、setメソッドでyamlファイルの書き込みを行います。~/.pit/default.yamlに保存されます。また、データの呼び出しをする際は、getメソッドを使用します。hashで取得できます。
実際に書いてみよう
それでは、実際にpitを使用して、情報の書き込みと呼び出しを行ってみましょう。
# pitを読み込みます require 'pit' # pitのset Pit.set( # getする際にキーとなる名前をセットする "twitter.com", # data以下でここの値をセット data:{ #keyをname,valueを"username"でセット name: "username", pass:"password", } ) # getで上でセットした値を取得。返り値はhashになっている twitter_account = Pit.get("twitter.com") #usernameが出力 puts twitter_account[:name] # passwordが出力 puts twitter_account[:pass]
実行結果は以下の通りです。
username
password
また、yamlファイルが書き込まれているので
ターミナルで以下のコマンドを実行することでも確認できます。
cat ~/.pit/default.yaml
実行結果は以下の通りです。
twitter.com: :name: username :pass: password
yamlファイルは暗号化されていないので、このファイルがユーザーからアクセスできない様に注意しましょう。
以上で、解説を終わります。
筆者プロフィール
メンター金成さん
フリーランスエンジニア。 使える言語は、ruby python go 。最近はgoにハマってます。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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