Javaの配列内の要素を検索する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaの配列内の要素を検索する方法について解説しています。ここではfor文を使った方法、java.util.ArraysクラスのasList()メソッドを使った方法の2つを解説します。それぞれの書き方について学びましょう。
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Javaの配列内の要素を検索する方法について解説します。実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。
そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
配列内の要素を検索する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
Javaの配列内の要素を検索する方法
Javaの配列は例えば下記のように定義されます。
String[] strArray = { "日本", "中国", "アメリカ", "ロシア", "韓国" };
これはString型の要素を持つ配列で、”日本”, “中国”, “アメリカ”, “ロシア”, “韓国”の5つの要素を保持しています。このような配列が、ある要素を持っているかどうかを確認する方法を2つ解説します。
1つめは原始的な方法で、配列の要素をfor文で回してひとつづつ確認する方法です。
public class Sample { public static void main(String[] args) { //5つの国名を保有する配列を定義する String[] strArray = { "日本", "中国", "アメリカ", "ロシア", "韓国" }; //存在を確認する要素 String searchElement = "中国"; //存在する場合にtrueにするフラグ boolean exist = false; //配列の要素をひとつづつfor文でまわす for (String str : strArray) { //配列の要素が、確認したい要素と一致すればフラグをtrueにする if (str.equals(searchElement)) { exist = true; } } //existフラグの内容を表示 System.out.println("配列に" + searchElement + "を含んでいる→" + exist); } }
実行結果は
配列に中国を含んでいる→true
となります。
2つめの方法は、java.util.ArraysクラスのasList()メソッドを利用して配列を一度リストに変換してから検索する方法です。リストに変換した後はそのメソッドである
boolean contains(Object o)
を利用して、検索したい要素を引数に指定し、それがリストに含まれているかを確認します。このメソッドは引数に指定された要素がリスト中にあればtrueを返却します。
実際に書いてみよう
for文で実施した内容と同等の検索をcontains()メソッドを用いて行います。
import java.util.Arrays; import java.util.List; public class Sample { public static void main(String[] args) { //5つの国名を保有する配列を定義する String[] strArray = { "日本", "中国", "アメリカ", "ロシア", "韓国" }; //存在を確認する要素 String searchElement = "中国"; //配列をリストに変換 List<String> strList = Arrays.asList(strArray); //contains()メソッドの結果を表示 System.out.println("配列に" + searchElement + "を含んでいる→" + strList.contains(searchElement)); } }
このサンプルコードはjava.util.Arraysとjava.util.Listのインポートが必要となります。
Arrays.asList(strArray);
で配列strArrayをリストに変換し、
strList.contains(searchElement);
でリスト内にsearchElementが存在するかを検索しています。尚、リストへの変換と検索は下記のように1行で実装することも可能です。
Arrays.asList(strArray).contains(searchElement);
実行結果は
配列に中国を含んでいる→true
となります。
監修してくれたメンター
長屋雅美
独立系SIerで7年勤務後、現在はフリーのエンジニアとして自宅をオフィスとして活動しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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