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Railsでタイムゾーンを扱う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにRailsでタイムゾーンを扱う方法について現役エンジニアが解説しています。タイムゾーンというのは地域の時間のことです。Railsでタイムゾーンを設定するにはconfigのapplication.rbを変更します。タイムゾーンが違うと時間がずれたりします。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

Railsでタイムゾーンを扱う方法について解説します。

 
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
 

田島悠介

今回は、Rubyに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

Railsでタイムゾーンを扱う方法について詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

タイムゾーンとは

日本での13:00はハワイでの18:00のように、国や地域ごとに時差というものが存在します。タイムゾーンとは、共通の時間を使うエリア一帯のことを指します。

日本で使われている時間は「日本標準時(JST)」と呼ばれており、世界の基準時刻である「グリニッジ標準時(GMT)」や「協定世界時(UTC)」と比較して+9時間の時差があるため、UTC+9やUTC+09:00などと表記されます。

ちなみにハワイでは「ハワイ標準時(HST)」が使われており、UTC-10となります。

Railsでタイムゾーンの設定、確認、取得等を行う方法

Rails のタイムゾーンはconfig/application.rbで設定できます。設定できる項目はconfig.time_zoneとconfig.active_record.default_zimezoneの2種類があります。

config.time_zoneは、Time.zone.nowや Time.currentといったTimeWithZoneに対する設定になります。”Tokyo” や “Sydney”といった都市名を設定することでタイムゾーンを変更できます。何も設定していない場合は “UTC” となります。

config.active_record.default_zimezoneは、DB レコードの読み書きに対する設定になります。
:utc と :local のどちらかを設定することができ、何も設定していない場合は :utc となります。
:local を設定した場合、DBが動作するサーバのタイムゾーンが使用されます。

タイムゾーンの確認や取得は、コンソール上でTime.zoneやTime.currentなどの結果を見るのが良いでしょう。

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実際に書いてみよう

まずは rails newで新規アプリケーションを作成しましょう。

 

$ rails new timezone_check
create
create README.md
create Rakefile
...

 

コンフィグを変更せずにデフォルトのタイムゾーンを確認してみます。bundle exec rails consoleでコンソールを起動しましょう。

 

$ bundle exec rails console
Running via Spring preloader in process 77113
Loading development environment (Rails 5.2.3)
irb(main):001:0>

 

コンソールを起動したら、Time.currentやTime.zoneを実行します。UTC +00:00、@name=”UTC” となっており、デフォルトだとUTCで動作しているのがわかりますね。

 

irb(main):001:0> Time.current
=> Sat, 29 Jun 2019 07:00:14 UTC +00:00
irb(main):002:0> Time.zone
=> #<ActiveSupport::TimeZone:0x00007ff752b41cd8 @name="UTC", @utc_offset=nil, @tzinfo=#<TZInfo::DataTimezone: Etc/UTC>>

 

つづいてconfig/application.rbを変更してみましょう。コンフィグ設定箇所に以下を追記します。

 

config.time_zone = "Tokyo"
config.active_record.default_timezone = :local

 

追記したらbundle exec rails consoleでコンソールを再起動し、もう一度Time.current, Time.zoneを実行してみましょう。

UTC +09:00、@name=”Tokyo”となっており、JSTに変更できているのがわかりますね。

 

irb(main):001:0> Time.current
=> Sat, 29 Jun 2019 16:05:53 JST +09:00
irb(main):002:0> Time.zone
=> #<ActiveSupport::TimeZone:0x00007fa969331b60 @name="Tokyo", @utc_offset=nil, @tzinfo=#<TZInfo::DataTimezone: Asia/Tokyo>>

 

筆者プロフィール

メンター稲員さん

フリーランスエンジニア。
大手SEからフリーランスのWeb系エンジニアにジョブチェンジ。

経験言語:Ruby、Rails、Python、C/C++、Java、Perl、HTML/CSS3、JavaScript、CoffeeScript,Node.js。
おうち大好きマンです。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

 

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