Pythonでテキストファイルを読み込む方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonでテキストファイルを読み込む方法について解説します。

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

テキストファイルとは

テキストファイルとは文字通り、テキスト(一般には可読文字と、改行コード等の制御コード)だけを含むファイルのことです。対義語はバイナリファイルです。

テキストファイルは人間にとって読みやすい形式です。対してバイナリファイルは機械処理を意図していて、人間が直接読むには適しません。

テキストファイルの拡張子には「.txt」を使うのが一般的です。
 

Pythonでテキストファイルを読み込む方法

open関数でファイルを開きます。

戻り値のファイルオブジェクトに対し、read関数などを呼び出すとファイルの中身を読み出せます。
処理を終えたら、close関数でファイルオブジェクトを閉じます。

以下のように、with-as構文を使うと、ファイルオブジェクトを自動で閉じるため便利です。
 

with open('textfile.txt') as f:
  # ファイルオブジェクトfに対してread関数などを呼び出す

 

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実際に書いてみよう

前提

カレントディレクトリに以下内容のテキストファイルsample.txtがあるとします。

alpha
bravo
charlie
 

サンプルコード1

with open('sample.txt') as f:
  contents = f.read()
  print(contents)

 

サンプルコード2

with open('sample.txt') as f:
  for line in f:
    print(line, end='')

 

実行結果

alpha
bravo
charlie
 

解説

サンプルコード1はテキストファイルの中身を一度にメモリ上に読み込む方法です。
ファイルサイズの小さい場合には、この方法が便利です。

サンプルコード2はテキストファイルを1行ずつ読み込む方法です。
ファイルサイズが大きかったり、1行ずつ処理したい場合には、この方法が適します。
 

監修してくれたメンター

橋本紘希 システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。

 

 

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