CCNAとは?概要から取得メリット・勉強方法を解説
初心者向けにCCNAについて解説しています。CCNAはネットワークに関係する技術の資格試験のひとつです。CCNAの受け方と概要・試験内容、対策や参考書について紹介します。ぜひ参考にしてください。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
CCNAについて解説します。CCNAとは、アメリカのシスコシステムズ(Cisco Systems, Inc.)が行っている資格試験で、取得するメリットとしてはシスコシステムズ社の製品に対する専門知識を持っているということをアピールできる点です。
今回はCCNAの概要から勉強方法まで詳しく解説していきます。
なお本記事は、TechAcademyの法人向けIT・プログラミング研修での実績をもとに紹介しています。
今回は、資格に関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
CCNAについて詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
※免責事項
この記事は2019年8月に更新された記事のため情報が古くなっている場合がございます。
CCNAとは
CCNAとは、アメリカのシスコシステムズ(Cisco Systems, Inc.)が行っている資格試験です。シスコシステムズは世界最大のネットワーク機器メーカーであり、インターネットの回線を接続するルーターやスイッチングハブといったネットワーク機器において、業界標準と言って良い圧倒的なシェアを持っています。それらシスコシステムズ社の製品に対するITプロフェッショナルを認定しているのがCCNAです。
CCNAは「Cisco Certified Network Associate」の略称です。シスコシステムズの認定資格は複数のレベルに分かれており、CCNAはCCENTの次に易しい入門レベルの資格試験です。
- エントリー:CCENT、CCT
- アソシエイト:CCNA、CCDA
- プロフェッショナル:CCNP、CCDP
- エキスパート:CCAr、CCIE
CCNAは9つの認定トラックに分かれています。その中で「ルーティング&スイッチング」が最も人気があり、単にCCNAと言った場合は「ルーティング&スイッチング」を指します。当記事でも以降はCCNA「ルーティング&スイッチング」についてご紹介します。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications.html#~stickynav=1
なお、CCNAは2020年2月24日に新しい認定資格「DevNet」に以降することが決定しています。試験の内容やレベルに大きく変更は無いようですが、エントリーレベルである「CCENT」が廃止されるなどの変更がある予定です。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/devnet.html
CCNAの試験概要
CCNAを取得するには2つの方法があります。
- 200-125J CCNA v3.0 に合格する
- 100-105J ICND1 v3.0 と 200-105J ICND2 v3.0 に合格する
「200-125J CCNA v3.0」であれば一度で合格が可能です。「100-105J ICND1 v3.0」は下位レベルのCCENTに対応しています。すなわちCCENTの保有者がCCNAにチャレンジする場合は「200-105J ICND2 v3.0」を受験すれば良い、ということになります。
200-125J CCNA v3.0 | 100-105J ICND1 v3.0 | 200-105J ICND2 v3.0 | |
試験時間 | 90分 | ||
問題数 | 50~60問 | 45~55問 | 45~55問 |
合格率 | 約50%前後と言われている(非公開) | ||
試験料(税別) | 39,000円 | 19,800円 | 19,800円 |
有効期間 | 取得から3年 |
CCNAの受験は、ピアソンVUEのページからユーザー登録をして行います。受験は全国のピアソンVUEの会場で行えます。
https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/Cisco.aspx
CCNAを取得するメリット
CCNAを取得するメリットとしては以下のようなものがあります。特にシスコシステムズ社の製品に対する専門知識を持っているということをアピールできる点が最大のメリットです。
- ネットワークに関する専門知識を持っていることをアピールできる
- 特にシスコシステムズ社の製品に対する専門知識を持っていることをアピールできる
- 自分自身で専門知識のレベルをセルフチェックできる
CCNAは受験料が高く有効期間も3年と、個人で受験するにはなかなかハードルが高いものがあります。単にネットワークの専門知識を評価するのであれば、難易度はやや上がりますが情報処理技術者試験のネットワークスペシャリストも検討してみると良いでしょう。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html
必要となる知識
それぞれの試験の概要は以下の通りです。
200-125J CCNA v3.0
- ネットワークの基礎
- LAN スイッチング テクノロジー
- ルーティング テクノロジー
- WAN テクノロジー
- インフラストラクチャ サービス
- インフラストラクチャ セキュリティ
- インフラストラクチャの管理
100-105J ICND1 v3.0
- ネットワークの基礎
- LAN スイッチングの基礎
- ルーティングの基礎
- インフラストラクチャ サービス
- インフラストラクチャの運用
200-105J ICND2 v3.0
- LAN スイッチング テクノロジー
- ルーティング テクノロジー
- WAN テクノロジー
- インフラストラクチャ サービス
- インフラストラクチャの運用
おすすめの勉強法 ・役に立つ参考書まとめ
CCNAに合格するためのおすすめの勉強方法としては、地道ですがひたすら練習問題に取り組んで自分が弱いところを補完することです。市販の書籍などを参考に学習を進めると良いでしょう。定番は以下の2冊です。
徹底攻略Cisco CCNA Routing & Switching教科書 ICND2編
徹底攻略 Cisco CCNA Routing&Switching問題集ICND2編
また、シスコシステムズのホームページでそれぞれの試験の練習問題が公開されています。実際の試験内容のイメージをつかむことができるので必ず練習しておきましょう。
https://learningnetwork.cisco.com/docs/DOC-30752
やや高額になりますが、各ベンダーからトレーニングコースが提供されています。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/training/course-list.html
監修してくれたメンター
太田和樹(おおたかずき)
ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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