PHPでCookieに値を保存する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

今回は、PHPでCookieに値を保存する方法について解説します。

 

そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

Cookieとは

Cookieとは、接続したWEBサイトの情報をブラウザに一時的に保存し、次回以降の接続で同じ状態を保持したり、ユーザを特定したりする仕組みのことです。

Cookieという小さなテキストファイルをブラウザに保存します。そのテキストを次に同じサイトに接続するときにブラウザからサーバに送信します。

そうすると、その接続を受け取ったサーバは、cookieの情報からユーザの状態（誰が接続してきたか、など）ということを判断することで、ユーザに特化した情報を送信する、ということになります。

そして、新たなcookieファイルをクライアントに送信して、クライアントはブラウザのcookieを更新します。

値を保存する

それでは、PHPでcookieを扱う方法を見ていきます。PHPでは、setcookie関数を用いてcookieを保存します。

setcookie(名前, 値, 有効期限)

「名前」は、cookieを呼び出す時の値です。「値」はcookieに保存する値、「有効期限」はcookieが保存される期限です。（Unix タイムスタンプで指定。（1970 年 1 月1 日）からの経過秒数）

※その他のオプションは説明を省きます。

cookieの保存に成功すると true が返り、失敗すると false が返ります。

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保持されている値を取得する

setcookieで保存された値は、$_COOKIEという連想配列から取得できます。

$_COOKIE[名前]

「名前」は、setcookieで指定した名前です。この名前をキーとしてcookieに保存された値を取り出します。

実際に書いてみよう

それでは、実際にcookieの保存と取得を実装してみましょう。

<?php
if ($_COOKIE['name']) {
 echo "ようこそ、".$_COOKIE['name']."さん";
} else {
 setcookie("name", "sato", time()+60);
 echo "cookieをセットしました。";
}
?>

はじめて接続するときは、cookieはないので、「cookieをセットしました。」と表示され、次に接続するときは、「ようこそsatoさん」と表示されます。

有効期限は60秒後（time()はUnixタイムの現在時刻）に設定していますので、60秒後にもう一度接続すると、cookieは削除され「cookieをセットしました。」に戻ります。

筆者プロフィール

メンターYさん フリーランスエンジニアとして、PHPを中心としたWEB開発全般を行う。最近では、WordPressを使ったメディアの構築・運用を多くこなしている。 元々は大手通信会社のエンジニアで、セキュリティに関する仕事をするも、大企業が肌に合わず独立。一箇所に縛られての仕事を苦手とし、自宅とカフェとコワーキングスペースを行ったり来たりしている。 ただ、自宅にいるとどうしてもゲームをしてしまうため、コワーキングスペースの比率が大きい。

 

 

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