Pythonにおけるimread()の利用方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonにおけるimread()の利用方法について現役エンジニアが解説しています。imread()とは、ローカルの画像ファイルをPythonから読み込む際に用いるメソッドです。OpenCVモジュール(ライブラリ)内のメソッドなのでOpenCVをインストールして使ってみましょう。
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Pythonにおけるimread()の利用方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Python講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonにおけるimread()の利用方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
imread()とは?
imread()とは、ローカルの画像ファイルをPythonファイルから読み込む際に用いるメソッドです。
画像を白黒(グレースケール)に変換したり、機械学習モデルの入力をする場合などに用います。
imread()を使用するためには、ファイルのパスを入力してNumpyのndarrayオブジェクトへの変換が必要です。
注意点として、imread()はPythonの組込メソッドではなく、OpenCVという外部のモジュール(ライブラリ)内のメソッドです。
そのため、OpenCVをローカルのPythonで使えるようにする必要があります。
imread()の使い方
ローカルのPythonでOpenCVが使えるようにしましょう。
その方法として、pipでインストールする方法とcondaでインストールする方法があります。
ここでは、pipでインストールする方法を紹介します。
pip install opencv-python
このコマンドを実行後に、ローカルで、
pip freeze | grep opencv-python
と実行しましょう。
opencv-pythonのバージョンが表示されればインストール成功です。
imread()メソッドの使い方は以下のようになります。
cv2.imread(filename[,flag])
第一引数はファイルのパス、第二引数は0, 1, -1のどれかを取り、-1の場合RGBA、0の場合RGB、1の場合グレースケールで読み込まれます。そして、返り値としてNumpyのndarrayオブジェクトが返ってきます。
imread()を利用して画像を読み込んでみよう
それでは実際にimread()メソッドを実行し、その結果を見てみましょう。
画像ファイルについては、自身のものもしくは、フリー画像などをネットからダウンロードしておきましょう。
画像はimread()するPythonのファイルと同じディレクトリに配置しておきます。
ここでは例として、以下の画像(image.jpgとして保存)を用います。
(参考: pexels.com/photo)
早速読み込んで見ましょう。
import cv2 image = cv2.imread('image.jpg', 0) print(type(image)) # <class 'numpy.ndarray'> print(image.shape) # (3560, 5360, 3)
OpenCVはcv2というライブラリ名として呼び出します。
出力の結果から、画像はndarray型に変換され、縦3560ピクセル、横5360ピクセルのRGBの画像であることがわかります。
画像分野の機械学習では非常によく用いられる方法であるため、この際に覚えておきましょう。
執筆してくれたメンター
菊田俊平(きくたしゅんぺい)
AIリサーチャー・AIエンジニア。 大学での研究と、スタートアップ企業でAIの開発を行う。推薦システム、動画の分類API、データプロダクトの開発経験あり。 |
Pythonにおけるimread()の利用方法がよくわかったので良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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