CSSでcalcが効かない原因と正しい使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにCSSでcalcが効かない原因と正しい使い方について解説しています。calcはCSS3で追加された関数で、計算を使った値を指定することができます。反映されない場合の原因と適切な使い方について学びましょう。
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CSSでcalcが効かない原因と正しい使い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
CSSについてそもそもよく分からないという方は、CSSの書き方について解説した記事をご覧ください。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Webデザイン講座のCSSカリキュラムをもとに執筆しています。
今回は、CSSに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
calcが効かない原因と正しい使い方について詳しく説明していくね！
お願いします！
CSS3で追加されたcalcとは
calcとは、おもにCSSのプロパティに対して数値を用いる定義であり、異なる単位であっても四則演算による値として算出できる関数です。
また、CSS3ではcalcのような簡易的な関数が文法として採用されています。
calcを使うと便利な場面
単位の%とpxによって構成されているレイアウトにて、要素の幅の値から異なる単位の余白分を差し引く場合に便利です。
また、メジャーブラウザに対して幅広く対応しており、calcで計算された値は計算式そのものには変化を与えません。
calcが効かない事例紹介
CSS3に未対応のブラウザやCSS3への移行期間にバージョンの更新が重ねられたブラウザでは、記述が無効になってしまいます。
また、calc関数が機能として使用できるブラウザでも文法は厳しく評価されているため、多少の誤字も許容されていません。
これからの新しいブラウザでは、ある程度の誤字が許容されていくがあるものの、正しい文法を学習しておきましょう。
正しいcalcの使い方
以下、誤謬に繋がりやすい文法の規則です。
- 四則演算の式にて、加算や減算の演算子（記号）の左右には、半角スペースも定義しなければなりません。
- calc(100px[半角スペース]+[半角スペース]10px)
- calc(100px[半角スペース]-[半角スペース]10px)
- 四則演算の式にて、単位を用いた加算や減算は、必ず単位のある数値同士での計算式にしなければなりません。
- calc(1000px – 100px)
- calc(100% + 50px)
- 四則演算の式にて、乗算や除算として用いる値は、無次元数（単位なし）にしなければなりません。
- calc(100px * 2)
- calc(100% / 3)
※乗算や除算の式にて、演算子（記号）の左右には、半角スペースの定義が必須ではありません。
calc関数の用途は、求められる算術が必要な場合に使用します。
単純な計算によって算出できる値にもcalc関数を使用可能です。
この場合は、通常どおりに記述しましょう。
例えば、幅の値として width: calc(100px – 50px);で50pxの値を算出するのではなくて、width: 50px; で定義すべきとして挙げられます。
calcを使ってみよう
例えば、要素の内側の左右に対して10%の合計20%の余白が定められている場合、1000pxの値から20%の値を差し引いて、最大値1000pxの幅に収めることができるでしょう。
執筆してくれたメンター
| 井内洋平
TechAcademyの現役メンター。 元Web Developerで、趣味は貯金、節税対策、投資信託、株式投資、FXなど多岐にわたる。 |
CSSでcalcが効かない原因と正しい使い方がよく分かったので良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
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